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【太陽光発電】世界最大の人工太陽光 ドイツで稼働へ


 

引用元:DLPHP

 

世界最大級の人工太陽として、ドイツ航空宇宙センターは「シンライト」を開発しました。
このシンライトは、再生可能エネルギー関連の研究に使用される他、食品検査や色彩検査にも利用されるとのこと。人工太陽の威力や使用目的、今後の展開などを探っていきましょう。

 

シンライトの実力

引用元:DLPHP

 

シンライトはドイツ西部のユーリッヒに位置するドイツ航空宇宙センター(DLP)が開発した人工太陽で、世界最大級の規模になります。大規模な集光型太陽熱発電の環境を真似た実験用装置となっており、映画館の映写機用光源として使われているキセノンランプが壁一面に149基ならべられ、高さは約14m×幅は約16mとなっています。装置の下面には角度を調整できる無数の鏡が設置されており、光をスポット的に集める事も可能です。20㎠に集められた光は地球上に降り注ぐ太陽光の11倍の光を放射することが可能で、その温度は3,000度以上にもなるようです。

 

水素発電の検証

引用元:DLPHP

現在このシンライトは、水素発電の実証実験設備として稼働中です。仕組みとしては一か所に集めた強い光を利用し、高温で塩を溶かしていきます。溶けた溶解塩を循環させ、水を熱して作った水蒸気でタービンを回転させ発電を行うというもの。DLRの研究者は、「水蒸気から水素を抽出する高エネルギー反応のエネルギー源として、集光型太陽熱発電の鏡の仕組みを応用できるのではないかと考えている。理論的には、この方法で液体水素燃料を持続的かつ手頃な価格で供給できる。液体水素燃料は燃やしても二酸化炭素を排出しないため、クリーンエネルギー研究者が熱心に研究を続けている。」(引用元:MIT Technology Review)と話しています。

使用エネルギーの課題

 

将来的にクリーンエネルギー創出に寄与する事が期待されているシンライトですが、現状では多くの課題を抱えています。特に大きな課題は使用電力の問題です。4時間シンライトを稼働させると、なんと一世帯が一年間で使用する電力と同等の電力を使用してしまうのです。このままの仕組みでは実用化は難しく、単に実験設備となってしまう可能性もあるようです。

 

まとめ

今や太陽光発電は世界中に普及し、今後も拡大していく事が期待されています。特にドイツはクリーンエネルギー大国として知られ、太陽光発電だけでなく風力発電の普及も世界トップレベルの水準を保っています。ドイツの高い志から生まれたシンライト(人工太陽)の挑戦は、課題はありながらも評価されるべき取り組みという意見も多いようです。今後どのようにこの取り組みが活かされていくか、正直未知数な部分も多いですが、クリーンエネルギー普及への取り組みとして注目を集めていくかもしれません。

 

 

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