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【太陽光発電】最新 ベトナム太陽光発電事情


 

ベトナムは長らく貧困国としてGDP(国内総生産)成長に悩まされてきました。しかし、1995年にASEAN(東南アジア諸国連合)に加盟。1998年にはAPEC(アジア太平洋経済協力)、2007年WTO(世界貿易機関)に加盟しています。勤勉な国民性と良好な国際関係から、ベトナムは貿易を活発化させGDP成長に繋げてきました。現在では、外国企業の工場建設地として注目が集まっています。そんなベトナムでは現在、再生可能エネルギーである太陽光発電が徐々に拡大しています。今回は、ベトナムの太陽光発電事情の「イマ」を探りたいと思います。

 

 

ベトナムのエネルギー事情


ベトナムでは原子力発電による発電計画が廃止され、現在エネルギー不足が進行しています。風力発電の開発は進んでいますが、今後は太陽光発電にシフトしていく動きが強まっているようです。また急激な経済発展と人口増大に伴い、使用されるエネルギー量は年間10%程度増加している状況です。増大するエネルギー需要の拡大に対応できるエネルギー供給源が必要とされています。

 

 

ベトナム政府がFITを公布

2017年4月ベトナム政府は、太陽光発電の固定買取価格や優遇処置などを定めた首相決定を発表しました。固定買取価格は1kW当たり2,086ドン(約10.43円)。また同国政府は「国内総電力における再生可能エネルギーの比率を、2030年までに21.0%まで引き上げる」との計画も発表しています。

 

 

電力公社への政府補助

引用元:首相官邸

ベトナムでは太陽光発電を普及させるために、政府から電力公社に対して多くの優遇措置が取られています。まず、太陽光発電プロジェクトを実現するためなら、①国内外の法人及び個人から資金調達を行うことが認められまています。さらに、②固定資産となる機械設備等の輸入品に対し、輸入税が免除。③配電網に接続することを目的とする太陽光発電事業、関連送電設備、変電所の建設用地に対し、土地(もしくは水面)使用料の減免。④現行法規で定めた優遇案件に対する優遇措置。⑤建設土地の取得に当たり、該当の人民委員会が便宜を供与。等になります。上記政府補助からわかるように、政府は太陽光発電普及を全面的にバックアップしていく姿勢をとっています。

 

 

ベトナムは太陽光発電に向いている

引用元:地球の歩き方

ベトナムは熱帯気候地域に属されます。その為、年間を通して温暖な気候を保っており、南部では毎日 30 度を超すような強い日差しを確保することが出来ます。また、多湿地域でもあるので、定期的な雨がパネルの温度を下げたり、汚れを落とすなど、太陽光発電にとって効率のよい環境が揃っています。

 

 

特に南部での普及に期待が集まっている

 

ベトナムは全土的に太陽光発電に適した気候です。その中でも特に太陽光発電の普及に期待が集まっているのが南部地域です。ベトナムは縦に長い国で、北部•中部・南部と分けられるのですが、南部地域は他地域に比べて電力供給力が低い地域となっています。その為、電力供給に関しては北部や中部から電力を送電しているのが現状です。また南部への電力供給網は十分な設備を保有していないのが現状で、南部として独立した電力供給網の確立が求められています。

 

 

ベトナムの課題

エネルギー供給システムの確立が必要とされるベトナムですが、再生可能エネルギーの普及には課題がある事も事実です。まずあげられるのは「技術力不足」です。長期間運用可能な発電所を建設・運用するには相当の技術力が必要となります。勤勉な国民性であるものの、スタートアップ時には海外EPCの力を借りながら技術力の吸収が必須となります。また、再生可能エネルギーを拡大させていく為には更なる立法上の改善も必要とされます。さらには電気以外のインフラ整備も進めなければ、海外支援や金融資源獲得のチャンスを逃す事にも繋がるので注意が必要です。

 

 

資材の生産国としても期待される


ベトナムでは太陽光資材の生産国としても注目を集めています。世界シェアNo,1を誇るトリナソーラー社は2017年1月に、同国にてパネル生産工場を完成させており、RED SUN ENERGY 社は、2014 年から太陽光発電パネルの生産を開始しています。生産コストも改善されており、生産当初のパネルの価格は 約4米ドルですが、現在では約 0.5米 ドルまでのコストダウンに成功しています。

 

 

まとめ

引用元:TABIPPO.NET

現在ベトナムでは急激に経済発展が進んでいます。経済発展に伴い高層マンションや大型モールなどが次々に建設されています。この建設ラッシュに伴い、多くの電力消費が見込める状況です。また現状ベトナムでは、この経済発展に耐えうる電力供給網が完成していないのも事実です。再生可能エネルギーの中でも初期コストとランニングコストが低く抑えられ、メンテナンスも比較的容易な太陽光発電は、現在のベトナムにマッチしていると考える事も出来ます。一方、日本のような投資案件としてみる場合には、ベトナムの売電価格は高いとは言えません。しかしながら太陽光発電に適した気候と、政府の後押しが見込める同国では、ASEANの中でも太陽光発電大国となり得るポテンシャルを秘めているかもしれません。

 

今回ベトナムにおける太陽光発電事情をご案内いたしました。エグチホールディングスではベトナムにおいても、太陽光発電設備のEPC業務を展開しております。海外におけるエネルギー事業については、なんでも当社までご相談下さい。

 

 

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