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【太陽光発電】正しいO&M理解していますか?


 

2017年4月の改正FIT法により、一部のO&Mが義務化されました。これにより今まで軽視されていたO&Mに注目が集まりました。ご存知の通り太陽光発電は家庭用から低圧・高圧・特高など様々な様態が存在している為、各発電設備に適したO&Mが存在します。正しい理解を持ち、運用に生かしていきましょう。

 

 

O&Mとは?

太陽光発電におけるO&Mとは、【Operation & Maintenance:保守点検管理の運用】という意味です。一般的にはメンテナンスと言われており、20年間トラブルなく運用する為には不可欠なものです。一般的に産業用の発電所の場合、投資利回りは約10%の商品が多いので、最低でも10年間は安定的に稼働しなければ投資回収が出来ない事になります。いくら動作部が少なくトラブルが少ないと言われる太陽光発電でも、正しいメンテナンスを行わないと、思わぬ事態を招く危険があるので注意が必要です。

 

 

4つのメンテナンス

 

メンテナンスには大きく分けて2つの項目があります。一つが運転管理と言われる、発電監視やトラブル対応。もう一つが保守点検管理と言われる、定期点検や敷地・用地管理です。基本的にこれらのメンテナンスは、事故や故障を未然に防ぐ事と、トラブルが発生した時に被害を最小限にする為に行われます。

 

【運転管理】

太陽光発電の売電量において、発電の損失を減少させるために行う業務です。具体的には、「発電監視」と「トラブル対応」の2つが主となります。「発電監視」はPCやタブレットなどを使用して発電量を遠隔監視すること。「トラブル対応」は、トラブル発生時、遠隔操作もしくは現地に向かい、迅速に解消させることです。

 

【保守点検管理】

太陽光発電が適正に運転できる状態を保つものです。故障リスクなどを未然に防ぎ、安定した長期運転を目的としています。具体的には、「定期点検」と「敷地・用地管理」の2つが主となります。「定期点検」はメンテナンススケジュールに従い、発電設備の点検を行います。「敷地・用地管理」とは、雑草やフェンスなどを含む発電所全体の管理となります。

 

 

発電監視の重要性

 

発電監視とはPCやタブレットなどを使用して発電量を遠隔監視する事とお伝えしました。しかし太陽光発電特有の理由から、この発電監視にはもう一つ重要な事があります。それが「発電量の記録」です。太陽光発電はFITを利用した売電事業の場合、20年間の長期投資となります。そのうえで、時には売却を迫られる可能性も無いとは言えません。この時重要となるのが、発電量等の「記録」です。詳細の発電実績を示すことが出来たならば、適正価格で売却できる可能性が高まります。

 

この記録は売却時だけではなく、製品保証時にも役立ちます。太陽光発電の肝となるパネルには出力保証がついています。実際に出力低下を感じ、メーカーに出力保証の話をする際にも詳細な記録があれば、適切な出力保証を受けられる可能性が上がるのです。また、発電監視を行う事で災害やトラブルが起きた際の「発電低下」や「発電停止」などの異常を確認することも可能です。数週間発電停止の状態に気付かない、といった状況を起こさない為にも発電監視は重要と言えるのです。

 

 

太陽光発電のトラブル対応とは

 

太陽光発電を運用していく上で、緊急出動が必要なトラブル対応とはどのようなことが考えられるのでしょうか。よくあるトラブルはパワーコンディショナーの不具合です。真夏や真冬など温度が極端に高い・低い状態の時に起こりがちです。また、大雨や積雪、台風などによってパネル破損やパワーコンディショナーの停止などが起きてしまうこともあります。このような時に適切なメンテナンス契約を結んでいれば、メンテナンス業者がすぐに出動し復旧作業を行ってくれるのです。

 

 

侮れない定期点検と敷地用地管理

 

定期点検や敷地用地管理は、発電所を正常運用する為に非常に重要なことです。まず発電所内の雑草対策です。雑草が影を作り発電量を低下させる可能があります。さらに注意が必要なのが「ホットスポット」と言われる現象です。雑草が原因で出来た影は、太陽光パネル内にて「電気の抵抗」を生み出します。この抵抗が熱を生み出し、発電効率の低下を誘発するのです。このホットスポット現象は発電量低下だけではなく太陽光パネルの故障を引き起こすこともあるので、雑草といえどしっかりとした対策が必要となります。

 

また架台の錆やボルトの歪み、配電線の破損やパワーコンディショナーなど、未然にトラブルを防ぐために定期点検は重要となります。また電線などの盗難リスクや、投石や動物被害なども太陽光発電を運用するうえで考えなくてはならないリスクとなります。侵入防護柵(フェンス)は改正FIT法で取りつけが義務化されていますが、その他にも監視カメラ、照明などの設置検討も必要となるのではないでしょうか。

 

 

保険加入

自然災害など、予測できない災害については保険の加入をお勧めします。太陽光発電は長期的な安定投資です。しかし投資額としては大きなものになる為、考えられるリスクは全て対応し、保険は必要経費と考えて検討しましょう。

 

 

まとめ

太陽光発電を運用していく上で、欠かせないのが運転開始後のメンテナンスです。メンテナンスと一言で言ってもその内容は多岐に渡ります。過度なメンテナンスを行い、必要以上のメンテナンス費用を支払う必要はありませんが、業者に言われるがままではなく、メンテナンス内容を十分理解し適切な運用に役立てていきましょう。

 

エグチホールディングスでは、自社発電所を含む数多くの低圧発電所や高圧発電所の建設・メンテナンスを行ってまいりました。各発電所に適したメンテナンスをご提案し、お客様にご納得いただくまで、丁寧にご説明を行います。発電所建設やメンテンスの切り替えをお考えの方は、お気軽にエグチホールディングスまでお問い合わせください。

 
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