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【太陽光発電】ソーラーシェアリングの収益性


引用元:環境ビジネスオンライン

ソーラーシェアリングとは、農業を行いながら農地の上に太陽光パネルをならべ、太陽光発電事業も同時に行う事を言います。農業に必要な日射量を確保しながら、余剰の日射量を太陽光発電で利用するという考え方です。しかしその導入費は「高い」という認識があり、まだまだ普及は発展途上と言えます。ソーラーシェアリングの費用や収益に関して詳しく考えていきましょう。

 

 

ソーラーシェアリングの費用

 

ソーラーシェアリングの設置費用は、一般的な住宅屋根の発電設備よりも高くなることを理解しなければなりません。住宅屋根に発電設備を設置する場合は、太陽光パネルを支える架台の代わりとなる屋根が存在します。その為、架台は最小限で抑えられるのです。一方ソーラーシェアリングの場合では、農地に発電設備を設置することになります。架台が必要になる事は当然ですが、農業に必要な作業スペースや日射量を確保する為に、通常の太陽光発電で使用される架台よりも高さが求められます。高さが必要になるという事は、それだけ架台も高額になってしまいます。また、設置工事自体の工程が増えることから工事費用も高額になってしまうのです。

 

 

初期費用

ソーラーシェアリングの初期導入費用は、kWあたり20~30万円が相場です。とは言っても農地の状態や作物の種類、さらには太陽光業者によって価格は変動するものと考えた方がいいでしょう。イメージとしては3,000㎡の農地に100kWのソーラーシェアリングを設置した場合、初期費用は100kW×20万円=2,000万円となります。

 

 

売電収入の実態

引用元:ソーラーシェアリング協会

売電収入を計算するには設備利用率を考慮しなければなりません。この設備利用率とは、対象とする発電設備の実際の発電量が、仮に100%運転を続けた場合に得られる電力量の何%にあたるかを表す数値です。太陽光発電では、経済産業省などから設備利用率の指標が発表されており、13%とされています。この場合では、24時間×365日÷12か月×0.13=94.9h → 100kW(発電規模)×94.9h×21円(売電単価)=199,290円 となります。すなわち100kWの発電設備を設置すると、毎月約20万円が売電収入として入ってくるのです。

 

 

利回りでは

 

毎月の売電収入が20万円とすると、年間では240万円の売電収入となります。初期費用が2,000万円の為、計算上では8年弱で初期投資額が回収できることになります。利回りベースで考えた場合には、12%の利回りです。実際にはメンテナンス費用などが発生する為、回収年数としては約10年と考えたほうが得策です。また太陽光発電を20年間運用したと考えれば、単純計算では2,800万円の収益を得ることができる事になります。上記数値は、市場最安値をもとに20年間売電収入が減少しない事を踏まえた計算になる為、実際には数値は下がると予想されます。しかしながら決して悪い数値ではない事がわかるのではないでしょうか。

 

 

ソーラーシェアリングが生み出す二次的産物とは

 

農業には日射量が必要です。しかしながら各作物には光飽和点というものが存在し、ほとんどの農作物は必要以上の日射量を浴びていると言われています。ソーラーシェアリングでは、農作物に悪影響を及ぼす必要以上の日射量を抑えることが可能です。太陽光パネルをならべることで、農作物や葉を痛ませることなく、農作物にとって最適な日射環境を作り出すことが出来るのです。

 

 

積載量はどのくらい?


ソーラーシェアリングは必要以上の日光を遮り、農作物にとって最適な日射環境を作り出せると前述しました。しかし農地の全てに太陽光パネルをならべてしまっては、逆に日射量が足りなくなってしまいます。農作物によって、最適な太陽光パネルの積載量は異なるものの指標は出されています。その指標とは、太陽光パネルによってできる影が、農地の33%程度というものです。この33%を基準にすれば、ほとんどの農作物にとって「影」の影響は無いとされています。つまり、2,000㎡の農地があるとすれば660㎡が太陽光パネルの積載スペースとなり、約70kWの発電規模となります。

 

 

ソーラーシェアリングに適した農作物とは

 

前述した通り、農地において太陽光パネルが占める割合は33%程であれば農作物に影響がなくソーラーシェアリングが可能とお伝えしました。その中でもソーラーシェアリングによる日陰と、成長がマッチする農作物をご紹介いたします。多くのソーラーシェアリングで栽培されているのものは、ブルーベリーなどの果樹系です。

 

ほとんど日射が不要なものとしては椎茸などのキノコ類が代表的ですが、日陰での栽培で特に注目を集めているのが「」です。榊は神棚や祭壇に供えるなど、神道の神事にも用いられる植物です。直射日光に弱く、半日陰か日陰が最適な成長環境と言われています。その為、33%どころか農地の全面を太陽光パネルで覆う事が可能です。また榊は霜に弱い植物の為、寒冷期には単管パイプ等を使用して霜除けシートをかけるそうです。ソーラーシェアリングを前提に考えれば、太陽光パネルの架台に霜除けシートを被せることができるなど、費用面でもメリットがあるのです。

 

 

まとめ

 

ソーラーシェアリングは、農業収入の他にも太陽光発電事業によって収入を得ることが出来ます。また農作物によっては、成長を手助けすることにもなります。しかしながらソーラーシェアリングの設置条件としては昨年度の収穫量や周辺農家と比べて8割以上は収穫量が減ってはいけないという決まりがあります。これらの条件をクリアしなければ、せっかく導入した太陽光設備を運用できないという状況に陥る可能性があります。設置検討時には、専門家や経験豊富な太陽光業者にご相談することをお勧め致します。

 

 

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