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利回りを低下させる?! 本当に必要な雑草対策とは【太陽光発電】


 

夏に猛威をふるうのは、暑さによる発電効率低下だけではありません。刈っても刈っても次々に生えてくる【雑草】です。発電効率を落とすだけではなく、パネルの故障や最悪の場合は火災を引き起こす可能性もあるのです。今回は、誰もが手をやく雑草対策の最新情報をお届けします。

 

 

ホットスポットによる発電量低下

 

 

太陽光パネルからひょこっと飛び出した雑草は「大した影響はない」と思われがちです。しかしこの状況は深刻な状況と考えた方がいいのです。ひょこっと飛び出した雑草は、太陽光パネルに影を作り出します。「雑草の影なんて大したことないでしょう」そう思われがちですが、実はこの影が原因で発電量が1/3になってしまうこともあるのです。雑草が原因で出来た影は、太陽光パネル内にて「電気の抵抗」を生み出します。この抵抗が熱を生み出し、発電効率の低下を誘発する現象をホットスポットといいます。このホットスポット現象は発電量低下だけではなく太陽光パネルの故障を引き起こすこともあります。一般的にホットスポット現象による発電量低下や故障は、メーカーの製品保証対象外となる為、修理やメンテナンス費用は自己負担となってしまうのです。

 

 

フェンスを越える雑草 近隣住民トラブル

 

 

少し目を離した隙に、太陽光発電所を囲むフェンスが雑草だらけになっている。こんなことも太陽光発電所ではよく起きてしまう事です。特にヤブガラシなどの雑草は、フェンスが見えなくなるほど覆いこんでしまいます。このような状況を放置しておくと、「景観に悪影響を及ぼしている」と近隣住民とトラブルになることも考えられます。また2017年の改正FIT法では、標識の掲示が義務化されています。「看板が雑草で見えなくなっている」なんてことが起きると、思わぬペナルティーを受けることも考えられるのです。

 

 

パワコン内部侵入 故障の原因

雑草の中には1m以上に成長するものや、杭や架台をつたって太陽光パネルやパワコンにまで達する雑草があります。特に注意が必要なのが、パワコンまわりです。クズやツタと呼ばれる雑草は、日本の高温多湿の環境下で急速に成長します。通常パワコンは、水災害を避けるために1mほどの高さに設置されますが、通気口などがついているものでは、その隙間から雑草が侵入してしまうのです。最悪の場合は、侵入した雑草が原因でパワコン内部がショートし火災を引き起こすことも考えられるのです。

 

 

雑草対策 失敗例

砕石のみの雑草対策

 

 

砕石による雑草対策は、比較的安価に初期コストを抑えることが出来ます。運転開始数年は効果を発揮するものの、砕石のみの雑草対策では防草効果は薄く、リスクを伴います。細かい砕石を敷き詰めても、飛来した種子が砕石の間に入り込み発芽することがあります。また、砕石の下の土に種子が残っており、砕石の間を潜り抜けて雑草が伸びてくることも考えられます。夏場には砕石の表面温度も高くなるため、パネル表面温度を高めてしまい、発電効率の低下に繋がる事もあるのです。

 

 

防草シートの落とし穴

 

 

防草シートは、雑草対策として広く利用されている手法です。その為、各社いろいろな防草シートを販売しています。費用も安価なものから高価なものまで幅広く、商品保証が10年以上もついているものまでピンキリの状態です。安価な防草シートは、劣化が早くわずか2年で雑草がシートを突き破ってしまうことや、破れてしまう事もあるようです。太陽光発電は中長期的な投資商品となる為、初期投資に余裕がある場合には、惜しまずに品質の高い防草シートを使用しましょう。

 

 

除草剤の効果

比較的安価で、労力も少なくて済むのが除草剤の散布です。除草剤には大きく分けて粒剤タイプと液状タイプに分けられます。タイミングと散布方法を守らなければ、効果が半減してしまうのも除草剤の特徴。粒剤タイプの場合は、雨の日の翌日に散布するようにしてください。また傾斜地等では土に染み込む前に流れ落ちてしまう為、使用を控えましょう。液状タイプの場合は茎葉に散布する為、晴れた日の午前中に散布するようにしましょう。雨が降ってしまえば、液剤が流れ落ちてしまい効果が半減します。

 

 

コンクリート施工 撤去費用

 

 

土の上にコンクリートを敷き詰めることで、防草する方法があります。防草効果は非常に高く景観上も綺麗に仕上がりますが、コンクリートの隙間に土や砂が入り込み雑草が生えることもあるので、100%防草出来るわけではありません。また、他の防草対策に比べ費用は高額となります。20年後に発電所を撤去する場合は、撤去費用が高額になることや計画時には排水経路の確保など注意が必要です。

 

 

効果的な対策は?

高足架台で雑草対策を軽減

架台を高くすることは、雑草対策として効果的です。雑草は毎年、概ね同じスピードで成長する為、架台を高くすることでパネルに届くまでの期間を延ばすことが出来ます。架台を高くすればするほど、架台のコストも上がっていくものですが、最近では高さを上げた架台の費用は、通常の架台とそれほど大差がない状況になっています。冬に雪が積もる地域であれば、尚更架台を高くすることをお勧めします。

 

 

草刈りならシルバー人材

 

 

生えてしまった雑草を早急に対処するには、草刈りが必要です。低圧発電所の場合でも、草刈りを行うには人手と労力が必要になります。こんな時、一役買ってくれるのがシルバー人材センター。一人当たり時給千円程で草刈りをお願いできます。ただ、空き地の草刈りをお願いするのとは訳が違い、各種機器やケーブルがある為依頼する場合は、注意深く事前打ち合わせを行う必要があります。

 

 

防草土の利用

ガーデニング等に利用される防草土。雑草が生えにくい土という事で販売されています。現在値段は高価な状態ですが、今後値段が下がってきた時には、一つの検討材料にはなるかもしれません。

 

 

まとめ

雑草対策を行う上で、まず最初に考えるべきことは雑草との付き合い方です。初期費用を用意できる場合は、なるべく手がかからないような対策をとることがベストです。しかし発電所規模が大きくなればなるほど、雑草対策費も大きな金額になってしまいます。一番残念なことは、費用をかけたにも関わらず数年後には雑草だらけに・・・という状況です。一つの対策だけではなく、砕石+防草シート+高足架台など発電所の形状やキャッシュフローを考え、20年間の計画的な雑草対策を行いましょう。エグチホールディングスでは、効果的な雑草対策を計画段階からご提案しています。また、運転開始後の発電所でも、豊富な実績をもとに適切な雑草対策・メンテナンスをご提供いたします。太陽光発電投資をご検討の方は、エグチホールディングスにご相談ください。

 

 

 

雑草対策で頭を抱える前にご相談ください

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