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1985年開催の「つくば科学万博」を振り返ってみよう!



「つくば科学万博(つくばかがくばんぱく)」を知っていますか? 1985年に現在の「つくば市」で開催された、「国際科学技術博覧会(こくさいかがくぎじゅつはくらんかい)」のことです。

 
「つくば科学万博」や「つくば万博」、「EXPO’85」、「つくば’85」などと呼ばれ、「コスモ星丸(コスモほしまる)」というUFOをイメージしたマスコットキャラクターと共に、日本や世界の人々の注目を浴びた国際科学技術博覧会。子どもたちは知らなくても、親世代・祖父母世代では覚えている方も多いのではないでしょうか。

 
今回はそんな「つくば科学万博」についてご紹介します!

 

つくば科学万博ではどんな展示があったの?


「人間・居住・環境と科学技術」がテーマの「つくば科学万博」では、電気やエネルギーに関する展示はもちろん、科学や歴史、文化などさまざまな分野の展示がありました。記念グッズや記念硬貨、2001年1月1日に届く手紙を出せる「ポストカプセル2001」、アニメやテレビ番組でコラボするなど、展示物以外の展開も多くおこなわれていたんですよ。

 
1985年3月17日から9月16日の半年に渡って開催され、世界48カ国と37もの国際機関が参加した大規模な科学博覧会でした。国内の企業の「パビリオン」が多数あり、日本政府のパビリオンや外国のパビリオンも。30年以上も前のイベントですが、当時の最先端技術を見ることができる場所でもありました。

 
そんなパビリオンのなかから、電気やエネルギーに関するパビリオンや、興味深いものをいくつかピックアップ。パビリオンの内容の一部をご紹介します。

「エレクトロガリバーの冒険・電力館」電気事業連合会

最初にご紹介するのは、「エネルギーそして未来」をテーマにした「エレクトロガリバーの冒険・電力館」。電気事業連合会が出展し、電気やエネルギーを学ぶことができるパビリオンです。原子力や化石、自然といったテーマに沿って展開されていました。

「SONYジャンボトロン」ソニー

続いては「SONYジャンボトロン」をご紹介します。こちらはパビリオンではなく、巨大なテレビです。「夢は大きい方がいい」というテーマのもと、2,000インチを超える大きなテレビにさまざまな映像を映し出していました。なかにはゲーム画面や、3D映像などもあったんですよ。横40メートル、縦20メートルというとても巨大なものでした。

「芙蓉ロボットシアター」芙蓉グループ

世界初のロボットショーが上演された「芙蓉ロボットシアター」は、「人間を大切にあしたの科学」をテーマにしたパビリオン。ロボットと触れあうことができたり、ゲームをしたりと、ロボットと一緒に楽しむことができました。当時はロボットと触れ合うこと自体が「すごい!」と言われた時代でした。21世紀になった今、ロボットとの触れ合い方はさらに進化を続けています。

「ガスパビリオン」日本ガス協会

日本ガス協会では、「火・食・くらし」というテーマの「ガスパビリオン」を展開していました。「炎の樹」というシンボルタワーでは、大量のガスを使用して炎を演出。「エネルギープラント」では、ガスエンジン発電機について深く知ることができました。また、都市ガスによる「燃料電池」も設置。ここで発電した電気は、パビリオン内で使っていたんですよ。

「東芝館」東芝

最後にご紹介するのは、東芝の「東芝館」です。「ヒューマンエレクトロニクス」というテーマで展開するパビリオンのエントランスホールでは、世界最大の電球やLEDによるショーがおこなわれていました。当時のLEDはまだ開発途上。21世紀にはLEDが街を彩るようになるなんて、想像がつかなかった時代です。

 

さまざまな「科学」に触れることができた「つくば科学万博」


今回ご紹介したパビリオンは、数多くあるパビリオンの一部。さらに、パビリオン内で展示されているコーナーのうちのほんの一部でしかありません。一日では回りきれないくらいのパビリオンがあり、ひとつのパビリオンを体験するだけでも時間をかけたくなるようなものばかりです。

 
「つくば科学万博」は30年以上も前に開催されたイベントですが、現代の科学技術に繋がる展示が多くありました。この30年の科学技術の発達を振り返ってみると、とても興味深くて面白いですよ。

 
「つくば科学万博」を知ることができ、電気やエネルギーを楽しく学ぶことができる、「つくばエキスポセンター」という施設があります。次回はその「つくばエキスポセンター」についてご紹介します!