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地熱発電のしくみを知ろう!もっと知りたい電気のこと



わたしたちがふだん使っている電気のほとんどは、「発電所(はつでんしょ)」で発電されている電気です。発電された電気は、電線(でんせん)を通ってわたしたちの家にとどいています。発電には「火力発電(かりょくはつでん)」や「水力発電(すいりょくはつでん)」など、さまざまな種類があることを知っていますか?

 
今回はたくさんの発電方法のなかから、「地熱(ちねつ・じねつ)」を使った「地熱発電」をご紹介します!

 
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「地熱発電」は、地面の熱を利用して発電!


「地熱」とは、地面の熱のこと。火山活動で見られる「マグマ」によって地熱が生み出されているのです。マグマは、地面の下のとても深い場所にあります。そこに雨水や地下水(ちかすい)がしみこんでいくと、じょうはつして「水蒸気(すいじょうき)」になり、その水蒸気を利用して発電をしています。

地熱発電はどんな場所でできるの?

マグマがあるのは、地上から深さ30Km以上の場所。そこでは、1,000度ほどの温度があるとされていますが、そんな場所まで穴をほることは大変むずかしいことです。しかしマグマは、火山活動などによって地上に近い場所でたまっていることがあります。

 
マグマがたまっている場所、「マグマ溜まり(マグマだまり)」には、「地熱貯留層(ちねつちょりゅうそう)」とよばれる層(そう)ができることがあります。地熱貯留層とは、マグマ溜まりにしみこんで温められた雨水や地下水がある層のこと。そんな「地熱貯留層」のある場所が、地熱発電に利用されます。火山や温泉などがある場所に多く見られます。

地熱発電はどうやって発電しているの?

地熱発電は、地熱貯留層から「地熱流体(ちねつりゅうたい)」というものを取り出さなければなりません。「地熱流体」とは、地熱貯留層でマグマによって熱くなった水のことで、この熱水(ねっすい)を取り出すための井戸をほるひつようがあります。この地熱流体による蒸気(じょうき)を使って発電用のタービンを回し、発電をしているのです。

 
地熱発電は2種類の方法があり、地下から熱水をくみ上げて発電する「フラッシュ方式」と、温泉や温泉の井戸を利用する「バイナリ方式」があります。

日本の地熱発電はどうなっているの?

日本は火山列島(かざんれっとう)のため地熱の高い場所が多いものの、あまり地熱発電がおこなわれていません。地熱の高い場所には温泉地や観光地(かんこうち)が多く、温泉への影響(えいきょう)が考えられるのです。また周辺の自然や景色への影響も考えられるため、日本では地熱発電がしにくくなっています。発電所を作るための費用や時間が多くかかること、たくさんの発電ができる発電所を作りにくいことも理由のひとつです。

 

地熱発電はクリーンなエネルギー!


日本で行われている地熱発電は少ないですが、アメリカやフィリピンをはじめ、地熱発電を多く取り入れている国もあります。日本国内の地熱発電は少ないですが、海外の地熱発電には、日本のメーカーが作ったタービンが多く使われているんですよ。

 
地熱発電はとてもクリーンな再生可能エネルギー(さいせいかのうえねるぎー)。資源(しげん)を海外からの輸入(ゆにゅう)にたよるひつようがない、天気などに左右されずに発電できるなど、メリットも多くある発電方法なのです。

 
※画像は山川地熱発電所です。