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火星でも太陽エネルギーを利用!探査車「マーズ・ローバー」!



わたしたちの生活のすぐそこにある「太陽エネルギー」。家の屋根や、建物の屋上にも、太陽光発電(たいようこうはつでん)のソーラーパネルを見かけることがふえましたね。太陽エネルギーは再生可能エネルギー(さいせいかのうエネルギー)として注目され、メガソーラーという大きな太陽光発電もたくさん造られています。

 
そんな太陽エネルギーは、宇宙でも活躍(かつやく)しているんですよ。各国(かっこく)が進める宇宙開発(うちゅうかいはつ)において、太陽エネルギーは欠かせない存在。そこで今回は、宇宙で利用されている太陽エネルギーのなかから、火星の「マーズ・ローバー」についてご紹介します!

 
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太陽のエネルギーをもらって火星探査をするマーズ・ローバー!


宇宙にある天体(てんたい)におりて、移動しながらその天体のことを調査(ちょうさ)する探査車(たんさしゃ)のことを「ローバー」といいます。「マーズ・ローバー」は火星(英語でMars・マーズ)の調査をする探査車のことなんですね。

 
ローバーたちの多くは太陽エネルギーで発電をし、それを動力として活動しています。そしてマーズ・ローバーは火星の地表(ちひょう)を撮影(さつえい)したり、ロボットアームで火星の石を分析(ぶんせき)したりと、火星の情報を地球に送り続けてくれているんですよ。

マーズ・ローバーは何台あるの?

これまで何台ものマーズ・ローバーが火星に着陸(ちゃくりく)しました。現在、火星で活動を続けているマーズ・ローバーは2台! 「オポチュニティ」「キュリオシティ」と呼ばれている、アメリカが火星に送り込んだローバーです。

 
オポチュニティは太陽エネルギーを利用していますが、キュリオシティは「原子力電池(げんしりょくでんち)」を使っています。同じローバーでも、動力源がちがうものもあるんですね。

 
オポチュニティが地球から火星に向けて出発したのは2003年7月のこと。そして火星に着陸(ちゃくりく)したのは2004年1月。半年もの時間をかけて、火星まで旅をしたのです。オポチュニティは火星の地表の撮影や、火星の石の分析など、たくさんの調査をおこなっているんですよ。

 
いっぽうのキュリオシティは、2011年11月に地球を出発し、2012年8月に火星に着陸しました。キュリオシティの仕事はオポチュニティとはことなり、火星に生命が存在するのか、存在したことがあるのかを調査し続けています。

オポチュニティが大ピンチ!これからどうなるの?

2018年6月13日に、NASA(ナサ・アメリカ航空宇宙局)がオポチュニティについておどろくべき発表をしました。それはオポチュニティからの通信(つうしん)がとだえてしまったという発表です。

 
通信がとだえた原因は、オポチュニティが火星の砂嵐(すなあらし)にまきこまれてしまったこと。火星では砂嵐が起こることが多く、まきこまれると太陽の光がさえぎられてしまい、発電ができなくなってしまいます。そのため、オポチュニティは活動をすることすらできなくなるのです。

 
発電ができなくなったオポチュニティはバッテリーが少なくなって、まるで冬眠のように自動的に眠ってしまいます。砂嵐がおさまれば……と思いますが、火星の砂嵐は何ヶ月も続くことがあります。とくに今回の砂嵐はとても大きく、4,000万平方キロ以上もの大きさなのだそうです。なんと、火星の地表のおよそ4分の1ほどの大きさ! 地球では考えられない砂嵐ですね。

 
もともとオポチュニティは長い年月をがんばり続けている、とても長生きのローバー。今回の砂嵐が長引くと、冷えてしまってダメージも大きく、使えなくなってしまうかもしれません。

 
今は砂嵐がおさまるのを待って、オポチュニティが元気になることを信じるしかないのです。早く砂嵐がおさまって、太陽による発電ができるようになるといいですね。

 

これからも火星を目指すローバー、そして火星探査機「インサイト」!


マーズ・ローバーは、これから先も新たなものが火星へと打ち上げられる予定があります。また2018年5月には、ローバーではなく火星探査機(かせいたんさき)「インサイト」の打ち上げが成功しました。

 
インサイトも、太陽のエネルギーを電気に変えることができます。またリチウムイオン電池も使用しているとのこと。地球から遠くはなれている火星でも探査ができるのは、太陽のエネルギーや、これまで人間が作り上げてきたさまざまな電池のおかげなのです。

 
マーズ・ローバーやインサイトたちの活躍は、NASAのホームページや公式ツイッターなどでも公開されています。どれも英語ですが、翻訳(ほんやく)サイトを使うなど工夫して、見てみると面白いですよ。

 
※画像は「キュリオシティ」のレプリカです。