拡大を続ける太陽光発電業界では、過去に様々な関係法令が改正されてきました。改正FIT法の施行にともない制定された「事業計画策定ガイドライン」では、保守点検について詳しく示されており、その重要性が認識されはじめました。2012年には、正しい知識を持ち高い技術力を持った技術者をJPEA(太陽光発電協会)が認定するという「PV施工技術者制度」が始まり、今までに3,000人近い認定技術者が誕生し注目を集めています。そんな認定技術者制度に関して、JPEA(太陽光発電協会)は市場変化に対応する為に「PV施工技術者制度」を見直し、PV技術者の資格制度として「PVマスター施工技術者」と「PVマスター保守点検技術者」を創設しました。保守点検は、長期間太陽光発電設備を運用するうえで欠かせないものです。最新の保守点検について理解を深めていきましょう。
PVマスター保守点検技術者は、「事業計画策定ガイドライン」や「太陽光発電システム保守点検ガイドライン」で義務付けられた太陽光発電設備の保守点検に関する正しい知識や技術を保有していることを、JPEA(太陽光発電協会)が認定した技術者の事を言います。認定試験受験の有資格者は、JPEA が認定する「PV 施工技術者」「PV マスター施工技術者」及び、「電気主 任技術者」「電気工事士」となります。
認定試験は「太陽光発電システム保守点検ガイドライン」を主題に、『太陽光発電システムの設計と施工改訂版5版』(JPEA編・オーム社発刊)/『太陽光発電システム「住宅・地上設置及び保守点検」解説書』(JPEA編・発行、近日発売予定)から出題。太陽光発電の基礎(基本原理と構成機器)・太陽光発電システムの設計と施工(屋根置き、地上設置)・太陽光発電システムの保守点検、関係法令と手続き等が範囲となります。
申込方法:PV施行技術者制度 http://www.jcot.jp/
受験料: 1万2960円
試験会場:2018年2月25日
太陽光発電所を20年以上長期的に安定稼働させるには、適切な知識と技術を持った技術者の保守点検が必要となります。また、発電所の安定稼働は発電事業者のみならず国民全体に関わることです。発電事業に関わっている方は、これらの取り組みや保守点検に関するその他最新情報を確認し、正しい発電所運営に繋げていく必要があります。
安心の実績と信頼
エグチホールディングス株式会社