固定買取価格制度(FIT)が導入されてから、国内の売電価格は下がっていく一方なのが現状です。FIT導入当時と比べると、産業用太陽光発電では約半額まで下落しています。今後、太陽光発電を導入するメリットはあるのでしょうか。詳しく解説していきます。
現在産業用の売電価格は、2012年から比べると40円から21円へと約半額まで下落しています。FIT導入年である2012年では、40円という高額な買取価格から、メガソーラーなどの大規模太陽光発電設備が次々と建設され、太陽光ブームが始まったのです。
固定買取価格が下落していくと、どのような状況になるのでしょう。例えば40円案件の発電所があった場合、毎月200万円の売電収入があったとします。これが現在の21円案件の場合では、約半額の105万円となってしまいます。つまり、売電収入が固定買取価格と比例して減少していくのです。
売電収入が下がっているのなら、利回りも低下していくのでは?当然そのように考えられますが、実際には利回りは低下せずに高水準を維持しているのが太陽光発電なのです。その秘密に迫ります。
まず一つ目のポイントは「設置コストが下がっている」という点です。
経済産業省資源エネルギー庁が出している資料によると、産業用10kW以上全体の太陽光発電システム費用(太陽光パネル、パワコン、架台、工事費用を含む)は、1kWあたり平成24年は42.6万円だったのに対し、平成28年では32.4万円まで下がっていることがわかります。これは、太陽光発電の普及に伴う大量生産や技術革新によりコストが下がっていることが理由です。また、太陽光業者が増えていることからもコスト競争の激化も関与しているといえます。
出典元:資源エネルギー庁
「変換効率」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。太陽光で得たエネルギーを、電力エネルギーに変換する際の効率を現しています。変換効率が高いほど、より効率的にエネルギー変換が可能であり、利回りを向上させるひとつのポイントとなります。
太陽光ブームと共に、太陽光パネルの性能が向上しました。またFITでは20年間の固定買取価格が保障されている為、20年間でのビジネスとして考える必要があります。その中で、工事会社や営業会社と共に競争が激化している業者としてメンテナンス業者があげられます。「故障」や「定期点検」などのメンテナンス契約を取り交わすことが義務付けられている中で、FIT導入時よりも充実したメンテナンス内容のサービスが増えています。
FIT価格が下落している中でも、初期投資額の減少や発電技術の向上により、利回りベースでは10%台の案件も多く市場に存在します。不動産投資等と比べた場合、太陽光発電では空室リスクなどもなく、現在でも魅力的な投資案件と言えるのではないでしょうか。
太陽光発電投資をこれから考える際は、
・自社でメンテナンス部隊を保有していること。
・実績多数であること。
・土地確保から施工までワンストップで任せられること
以上のように「安心」を主軸にした業者選びをお勧めいたします。
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エグチホールディングス株式会社