FIT法が改正されてから数カ月が経過しました。太陽光バブルが一旦落ち着きを見せている今、注目が集まっているのが中古発電所市場です。しかしまだまだ市場形態が不安定な現在、発電所の売却はメリットがあるのでしょうか。太陽光発電所の売却の現状を探ります。
投資商品として今でも根強い人気を誇っている太陽光発電ですが、なぜ20年間の売電保障期間内にも関わらず、売却を決意する事業者がいるのでしょうか。大きく分けると3つの理由が考えられます。
①償却メリットを享受し、所有メリットがなくなった。
②他の事業に投資する為。
③急に現金が必要となった為、現金化したい。
①に関しては、そもそも太陽光発電の購入が償却目的の場合は、投資家は早急に現金化したいと考えます。また、②③では様々な理由が考えられますが、投資家であれば「更に条件のいい投資が見つかった」企業であれば「経営状況の悪化から現金が必要」などの状況は大いに想定されます。以上の理由から、中古発電所市場が活性化されていると考えられます。
市場形態が不安定と思われがちな中古発電所市場ですが、実は発電所建設を行うよりもメリットが多いといわれています。どのようなメリットがあるのでしょうか。
太陽光発電における一番重要な数字が、売電収入額です。実際に稼働させると毎月いくらの売電収入が入ってくるのか、何年で回収可能なのか。これらの数字は、発電所を建設する場合は、様々なデータを元に計算しますがあくまで予想となります。ところが稼働済み発電所の場合は、実績値が確認できるため、より売電予想を明確に把握することが出来るのです。
発電所を建設する場合は、所有希望から数カ月の期間が必要となります。また支払いを終えてから売電収入を得るまでに、ある程度の時間がかかる為、資金繰りの対応が必要となります。しかし中古発電所の場合には、既に売電を開始している為、即月売電収入を得ることが可能です。その為、つなぎ融資などの心配が不要となります。
中古発電所を購入する場合では、現状の発電所を確認することが可能です。FIT改正後、メンテナンスの義務化や、フェンス・看板設置など様々な追加項目が発生しています。現状を確認することで、建設中に突発的に発生する追加工事費などの心配がなくなります。
実際に発電所売却を検討する場合は、どのような業者に相談するべきなのでしょうか。できればEPCと言われる、太陽光工事を一括受注している業者。もしくは自社でも太陽光発電所を所有している業者に相談することをお勧めします。EPCでありながら、自社所有を進めている業者であれば、適正な価格とスピーディーな買取を行ってくれるでしょう。
売却者にとっても、購入者にとってもメリットが大きい中古発電所市場。今後市場規模は拡大を続けていくことが予想されます。売却や購入をお考えの方は、概算を知る為にも、気軽に買取業者にご相談する事をお勧めします。
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