冬は暖房による電力使用が増えるシーズン。近年、冬場の電力需給の逼迫が報じられ、各電力会社も警戒を高めるとともに家庭での節電を呼びかけるケースも見られます。2021年は12月の時点で、寒波の影響によって北海道で記録的な積雪量を記録。これから冬本番に入り、さらなる気温の低下が見込まれます。
電力を消費するのは家庭だけではないですが、冬場の電力需給逼迫に備えて家庭でもできる限りのことはしたいものです。そこで今回は、家庭でできる冬の節電方法にスポットを当ててご紹介いたします。
節電は光熱費の節約になるだけではなく、エネルギー問題、省エネにつながる取り組みにもなります。SDGsの目標4「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」の一環として節電を取り入れる企業や団体、家庭は多く、身近なSDGsとしても知られています。
節電のコツは、無理なくできる範囲で実施すること。無理をしてしまうと、日常の生活にも影響が出ます。自身の家庭でできる可能な範囲で、節電を上手に取り入れてみてはいかがでしょうか。
まずは照明の使用方法の工夫から見ていきましょう。日照時間が短い冬は、どうしても照明を使用する時間が長くなります。使用時間が長くなることで、電力使用量も増えてしまうことに。以下のような工夫で、照明に関する電力使用量を抑えられます。
冬の電力使用量は、暖房による大きな増加が見込まれます。暖房器具の使用方法を工夫することは、そのまま節電に繋がるためぜひ実施したいところ。以下のようなポイントを工夫し、暖房関連の電力使用量を抑えていきましょう。
冬のトイレの強い味方、「保温便座」。この保温便座の電力使用量も、簡単な工夫ひとつで抑えることができます。保温便座はつい見落としがちですが、忘れずにチェックしましょう。
冷蔵庫の設定を見直すことも、冬の節電につながる大切な方法です。夏に冷蔵庫を「強」に設定していた場合、そのままの設定で冬を過ごすのは大変もったいと言えます。気温が低い冬は、冷蔵庫の設定を弱くすることで電力使用量を抑えるようにしましょう。
また、氷を使用する予定がなければ、製氷機能もオフにしておくことをおすすめします。節電モードがある冷蔵庫ならば、節電モードも活用したいですね。
暖房の効率を良くし、電力使用量を抑えるためには、外部からの冷気をシャットアウトすることも大切です。前述した「断熱カーテンや断熱シートで、窓から入る冷気を遮断する」はその代表的なものと言えます。断熱カーテンはレースタイプのものもありますので、昼間はレースタイプを活用すると良いでしょう。
また室内に「引き戸」がある場合など、隙間がないかしっかりと確認しましょう。隙間があれば隙間テープを活用し、冷気の進入口を遮断します。わずかな隙間からの冷気を防ぐだけでも、暖房効率が上がりますよ。
比較的、家庭でも対応しやすい節電方法をご紹介いたしました。冬の節電は、ほかのシーズンとは異なるものが多いですが、電力需給逼迫に備えて個人でもできることはしておきたいですね。
通常、家庭でおこなう節電は光熱費の節約という観点が多いですが、この機にエネルギー問題にも目を向けたいところです。SDGsの取り組みとしても意識しつつ、家庭内でエネルギー問題について話し合ってみてはいかがでしょうか。
エグチホールディングスはSDGsの実現に向けて取り組んでいます。