近年、「パワースポット」巡りが人気を集めています。パワースポットは日本だけではなく世界中に数多くあり、旅先でパワースポット巡りをする方も少なくありません。
沖縄の離島「石垣島」にもパワースポットが多く存在。また、その多くが観光スポットとしても人気です。石垣島で観光した場所を後で調べてみたら大半がパワースポットだった、というケースも。
今回は石垣島のパワースポットから、3スポットをピックアップしてご紹介。石垣島観光でパワースポット巡りをする方は、ぜひご参考ください。
石垣島の歴史が垣間見えるスポットもあり、観光にもおすすめです。なかには神聖な場所もありますので、羽目を外しすぎないようにしましょう。
最初にご紹介するパワースポットは、石垣市川平にある「川平湾」と「川平観音堂」です。石垣島においても有数の観光スポットである川平湾と、そのすぐ近くに位置する川平公園内にある川平観音堂。ぜひセットで訪れたいパワースポットです。
川平湾では恋愛成就、そして川平観音堂では無病息災と航海安全の御利益があると言われています。川平観音堂は17世紀創建と伝えられ、歴史的にも興味深い史跡です。
続いてご紹介するのは、石垣市白保にある「出雲大社先島本宮」です。「出雲大社」という名称のとおり、島根県にある出雲大社の分社で、日本最南端の出雲大社としても知られています。新石垣空港の南方にあり、石垣島に到着した日や、石垣島から帰る日にも立ち寄りやすいパワースポットです。
出雲大社と言えば、「縁結びの神様」。この出雲大社先島本宮も、恋愛のパワースポットとして人気があります。御朱印もいただけますので、御朱印帳を持っている方は忘れないようにしましょう。
最後に番外編としてご紹介するのは「御嶽(オン、ウタキ)」についてと、その注意点です。御嶽は沖縄における聖地であり、神を祀り、祭祀がおこなわれる場所として沖縄各地で見られます。石垣島にも数々の御嶽がありますが、パワースポットとして良く知られている御嶽では川平地区の4つの御嶽が挙げられます。
川平の御嶽は「浜崎御嶽(ハマサキオン、キファオン)」、「群星御嶽(ムリブシオン、ンニブシオン)」「赤イロ目宮鳥御嶽(アカイロメミヤトリオン)」、「山川御嶽(ヤマオン)」の4つ。どの御嶽も歴史が深いだけではなく、地域にとって神聖で大切な場所です。
この4つの御嶽をはじめ、石垣島ではパワースポットとして人気が高い御嶽が他にもあります。しかし基本的に御嶽の大半は立ち入り禁止と考えると良いでしょう。地元の人々でも普段は立ち入ることができないケースもあれば、祭事のときのみ立ち入ることができるケースもあります。
パワースポットには、後付けでパワースポットになったものもあれば、歴史が深く神聖で「近づいてはいけない場所」「立ち入ってはいけない場所」も少なくありません。沖縄の御嶽は後者の代表的な存在です。観光ルートによっては御嶽に立ち寄るケースや、近くまで行くケースもあることでしょう。その場合も各御嶽において何らかの注意表示や「立ち入り禁止」の表示がある場合はそれに従うことが大切です。決して聖地を穢すことのないよう節度のある行動を心がけるようにしましょう。
パワースポットと呼ばれるからには、理由や歴史があります。パワースポットを訪れる際には御利益に意識が向きがちですが、その場所や建物などがなぜそこにあるのか、なぜパワースポットになったのかといった歴史にも意識を向けてみてくださいね。