今回はそんな石垣島のマングローブ林に注目。「名蔵アンパル」「宮良川」「吹通川」の3箇所をご紹介いたします。
石垣島のマングローブ林では、ヤエヤマヒルギやヒルギダマシなど数種の木々が見られます。今回ご紹介する3箇所は、地元の人々はもちろん、観光客からも愛される人気のスポットです。
まずご紹介するマングローブ林は、石垣市の西部、名蔵湾にある「名蔵アンパル」です。この名蔵アンパルは2005年にはラムサール条約に登録され、干潮時には干潟の観察ができるほか、夕暮れ時には大変美しい夕日が楽しめることでも知られています。そのため、SUPやカヌーを楽しめるサンセットツアーや、ナイトツアーも人気です。
名蔵アンパルへは基本的に名蔵大橋近くの駐車場を利用するケースが多いですが、「石垣やいま村」にある自然探勝路から行くことも可能です。石垣やいま村には食堂やお土産店、体験型のアトラクションなどもあるため、名蔵アンパルと共に楽しんでみてはいかがでしょうか。
続いてご紹介するのは、南部にある石垣島最大の河川「宮良川(みやらがわ)」で楽しめるマングローブ林です。この宮良川のマングローブ林は国の天然記念物に指定。「メヒルギ」や「ヤエヤマヒルギ」などが見られ、「ヒルギ林」と呼ばれています。
広大な河川で育まれたマングローブ林は圧巻の一言。宮良川のマングローブはSUPやカヌーといったアクティビティツアーの人気が高く、川を奥に進むことで現れる洞窟も人気スポットのひとつ。広大な川をゆったりとカヌーやSUPで進みながら、石垣島の自然を感じられるスポットです。
最後にご紹介するのは、北部にある「吹通川(ふきどうがわ)」のマングローブ林です。石垣島最大規模のマングローブ林で、宮良川と同様に多くのヒルギ類が見られ、「吹通川ヒルギ群落」と呼ばれています。
この吹通川の奥には「縁結びの滝」と呼ばれる「屋比久の滝」があり、吹通川のマングローブ林と共に人気。SUPやカヌー、そしてトレッキングなどで吹通川を楽しめます。また駐車場から近い場所でもマングローブ林を見ることができ、その気軽さからもさまざまな楽しみ方ができるおすすめのマングローブ林です。
一箇所を徹底的に楽しんでも良し、「SUPやカヌーで楽しむマングローブ林」「干潟を楽しむマングローブ林」を決めて、複数箇所楽しむも良し。石垣島の貴重な生き物たちが暮らすマングローブ林を、心ゆくまで楽しんでみてはいかがでしょうか。