有人島として日本最南端にある「波照間島」。周囲15kmほどの小さな島で、島内には伝統的な赤瓦の家屋やサンゴでできた石垣、防風林の役割を果たすフクギの木が点在しており、ゆったりとした時間を過ごせる観光スポットとして知られています。
波照間島の平均気温はおよそ24℃で、年間を通して過ごしやすいのが特徴です。しかし、時期によっては寒暖差が激しく、朝晩はひんやりして上着が必要になることもあります。
そこで今回は、波照間島の気候について解説します。波照間島旅行におすすめのベストシーズンもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
波照間島は豊かな自然に恵まれた島です。透き通った海が奇跡のように美しく、「ハテルマブルー」と称され、多くの観光客を魅了しています。また、波照間島は「星の島」ともいわれており、夜には満天の星空を見ることができます。
沖縄本島から約400キロ南下したところにある波照間島への交通手段は、船便のみです。島内には電車もバスもないため、レンタサイクルやレンタバイクで移動するのが一般的。波照間島観光を楽しむためにも、旅行計画を立てる際は波照間島の気候をチェックしておきましょう。
黒潮に乗って暖かい海水が運ばれてくる波照間島は、高温多湿の亜熱帯性気候に属します。日差しが強く、湿度も高い傾向にありますが、海風が通り抜けていくので35℃を越える猛暑日になることは滅多にありません。
また、那覇より暖かく、冬場の冷え込みが少ないのも波照間島の魅力。夏は30℃前後、冬は20℃前後の気温となり、12月でもTシャツで過ごすことができます。
波照間島を観光する際に気を付けたいのが紫外線です。日差しが強い分、紫外線も多く降り注ぐので、あっという間に日焼けをしてしまいます。日焼け止めや日傘、UVカットグラスなど、紫外線対策をして波照間島観光を楽しんでくださいね。
自然環境を活かした観光スポットが点在する波照間島。目的によってベストシーズンが異なるので、ここでは波照間島のベストシーズンを観光スポットごとにご紹介します。
星が綺麗に見える場所は全国各地にありますが、街灯が少ないことや空気が澄んでいることなど、星空観測の好条件が揃っている波照間島は別格です。日本ではなかなか見られない「南十字座(南十字星)」を観測したいなら、4月初旬~6月初旬の夜10時~12時頃がベストシーズン。夜空に輝く満天の星は旅の思い出になること間違いなしです。
海水浴やバナナボート、シュノーケリングなど、海遊びを楽しみたいなら6月中旬~7月中旬がベスト。6月下旬以降は快晴の日が続くようになるため、思う存分美しい海を満喫できますよ。
波照間島でのんびり過ごしたい方には、4月~5月中旬がおすすめです。梅雨入り前でも台風シーズンでもないため、島内の観光スポットをのんびり散策できますよ。
青く澄んだ海と白い砂浜が続く波照間島は、唯一無二の絶景に包まれた島。石垣島からフェリーで約90分のところにある離島で、島の人々が守ってきた文化と自然を肌で感じることができる観光スポットです。石垣島を訪れた際は、日本最南端にある波照間島で非日常を体感してみてはいかがでしょうか。