沖縄県最南端にある「波照間島」は、「ハテルマブルー」と呼ばれる紺碧の海と豊かな自然に囲まれた離島です。伝統的な赤瓦屋根の建物や島一面に広がるサトウキビ畑、満天の星など、言葉にならない感動をかみしめることができる場所として、国内外問わず多くの観光客から愛されています。
離島旅行は非日常を楽しめるのが魅力ですが、万全に備えたつもりでも思いがけないアクシデントに見舞われる可能性があります。そこで今回は、波照間島の医療機関にスポットを当ててご紹介いたします。
沖縄本島、石垣島、久米島、宮古島には個人病院や総合病院も多数ありますが、波照間島には緊急時に駆け付けられる病院はありません。島の中心地に診療所が1軒あるのみです。
離島診療所では、医師・看護師一人体制で幅広い診療をおこなっています。診療時間外に受診すると医療従事者に負担をかけてしまうため、「体調がおかしい」と感じたら日中早めの受診を心がけましょう。
波照間島には沖縄県立八重山病院が経営する「波照間診療所」があります。島内唯一の医療機関で、内科、外科、小児科まで、さまざまな疾患を扱っています。レントゲン、超音波、簡単な外科処置にも対応可能。
波照間診療所は、約500人の島民の健康と命を守る大切な医療機関です。時間外・休日の急患も受け入れてくれますが、必ずしも医療従事者が島で待機しているわけではないので、緊急時はまず「沖縄県消防指令センター」へ119番通報しましょう。
所在地:〒907-1751 沖縄県八重山郡竹富町字波照間2745
TEL:0980-85-8402
診療日:月曜日~金曜日、土・日・祝日は休診
診療時間:8:30~11:30、13:30~16:30
前述したように、波照間島の医療は大都市に比べとても脆弱です。医師・看護師一人体制で診療をおこなっているため、十分な受け入れ体制・治療に必要な薬剤が揃っているとは言い難いです。緊急性が高い怪我や病気の場合、海上保安庁のヘリなどで大きな病院に搬送されます。
離島滞在中は旅の疲れを感じにくいため、できる限り体調管理をおこなう必要があります。波照間島観光で気を付けたいポイントは以下の7つ。
普段と環境が異なる離島では、想定外のアクシデントが起きることもあります。怪我や病気を防ぐために、旅行中は安全と体調管理を心がけて行動するようにしましょう。
大自然が生む絶景に出会える波照間島の診療所情報についてご紹介いたしました。大都市とは違い、波照間島では約500人の島民をひとつの診療所が支えています。自分のためにも島民のためにも万全の状態で訪れるようにしましょう。
事前に波照間島の診療所情報を収集しておくと、病気や怪我といったアクシデントの時に役立ちます。念入りな体調管理で安心・安全な波照間島旅行を楽しんでくださいね。