「太陽エネルギー(たいようエネルギー)」という言葉を、聞いたことはありますか? 太陽光エネルギーは地球にやさしく、なくなることのない「再生可能エネルギー(さいせいかのうエネルギー)」として注目され、さまざまなことに利用されています。
そんな太陽エネルギーについて、くわしく知ってみませんか?
わたしたちの住む地球は、「太陽系第三惑星(たいようけいだいさんわくせい)」。「太陽系」の中心にある太陽のまわりを、一年かけてまわっています。
太陽は地球の生命が生きていくために欠かせない、とても大切な星です。そして地球のおよそ109倍もある大きな星でもあります。そんな想像もつかなくらい大きな太陽から、地球に届く光エネルギーのことを「太陽エネルギー」と呼んでいます。
太陽のエネルギーを利用して、電気を作ることができます。それが、「太陽光発電(たいようこうはつでん)」。自然の力で、地球をよごすことなく電気を作りだす方法です。
建物や家の屋根などで、黒く四角い板を見かけたことがありませんか? もしかしたら、あなたの家の屋根にもあるかもしれませんね。それは、太陽の光のエネルギーを集めて電気を作るための「ソーラーパネル」なのです。
太陽の光から作られ太陽光エネルギーは、地球の環境(かんきょう)をよごすものを出しません。火力発電(かりょくはつでん)のように「燃料(ねんりょう)」を燃やして発電するのとはちがうため、二酸化炭素(にさんかたんそ)を出さないのです。
二酸化炭素が出ないということは、地球温暖化防止(ちきゅうおんだんかぼうし)にも役立ちますね。太陽エネルギーはとても安全に使うことができる、きれいなエネルギーといえるでしょう。
太陽の光で発電するので、夜や天気が悪い日には発電することがむずかしくなります。しかし太陽は、たった1時間で全世界の1年分の電力を発電できるほどのパワーを持っているんですよ。
建物の屋根にあるソーラーパネルは、その建物で使う電気を作りだしています。では、それ以上の電力はどこで発電していると思いますか?
たくさんのソーラーパネルで大きな電力を集めている場所があるのです。それは、「メガソーラー発電所」。メガソーラーは太陽光の光をたくさん集めるために、太陽の光が当たりやすい場所にあります。
晴れている日が多く、海から離れていて雪の少ない場所。そして影ができてしまってはせっかくの光がムダになってしまうので、高い建物や山のない場所にメガソーラーがあります。
太陽は、はるか昔からさまざまな形でわたしたちの生活をささえ、豊かにしてくれました。また、太陽光だけではなく、太陽熱による発電もおこなわれています。
知れば知るほど、もっと知りたくなるのが太陽エネルギー。どんなものに太陽のエネルギーを使っているのか、太陽がわたしたちの生活にどんなふうにかかわってきたのか、親子で一緒に探してみてはいかがでしょうか。外はもちろん、家のなかにもたくさんありますよ!