夏休みや冬休みには、「電気」や「エネルギー」に関する自由研究をしてみませんか? 今回は、前回に引き続いて「電」がつく四字熟語(よじじゅくご)についてご紹介します。理科と国語を合体させた自由研究としてもおすすめですよ。
前回ご紹介した四字熟語は、次の3つ!
今回も「電」がつくきょうみ深い四字熟語をご紹介します!
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四字熟語には、かんたんな漢字だけで書けるものと、むずかしい漢字を使うものがあります。「電」がつく四字熟語には、むずかしい漢字が使われていることも! 小学校では習わない漢字もありますが、むずかしい漢字もいっしょに覚えてみると楽しいですよ。
今回ご紹介する四字熟語は次の4つ!
それではひとつずつ順番に見ていきましょう!
最初は「霹靂閃電(へきれきせんでん)」から見ていきましょう。この四字熟語は、はげしさと勢いがあり、すばやいことを意味しています。「霹靂」はむずかしい漢字ですが、がんばって書いてみてくださいね。
「閃電」は、「電」が使われていますが「カミナリ」の意味があります。「閃」は光るという意味がある漢字。「閃電」は「カミナリが光ること」をイメージしましょう。そして「霹靂」は、どちらの漢字もやはり「カミナリ」という意味がふくまれています。急にカミナリが鳴るといった言葉です。
つまり急にカミナリが光ったり鳴りひびくといった、「とてもすばやいこと」をたとえています。
「電光朝露(でんこうちょうろ)」は、「とても短い時間」や「はかなく短いもの」といった意味を持つ四字熟語。人間の一生が短くはなかいことも、この四字熟語でたとえられます。
「電光」は前回もご紹介しましたが、カミナリや稲妻(いなずま)をいいます。「朝露」は「あさつゆ」とも読め、朝の植物の葉につく露(つゆ・水)のこと。電光も朝露も、長い時間あるわけではなく、すぐに消えてしまうということから、はかなさのたとえになっているんですね。
「紫電清霜(しでんせいそう)」は、人をたとえる四字熟語。見た目がすぐれていて、気持ちがとてもしっかりしている人をたとえた言葉です。
「紫電」は「むらさきの稲妻」。つまり稲妻などの光が美しいことをたとえる言葉です。そして「清霜」は、とてもひきしまってきよらかなものをたとえる言葉。これらの言葉からも、「美しくきよらかで、とてもひきしまっているもの」ということなのですね。
最後にご紹介するのは「紫電一閃(しでんいっせん)」! まずは刀をふった様子をそうぞうしてみましょう。刀をふると、きらりと光がはんしゃしますね。この一瞬(いっしゅん)だけの光から、とても短い時間のことをいいます。また、急に変化するという意味もあります。
この四字熟語で使われている「紫電」は、刀をふったときの光のこと。そして「一閃」は、一瞬にひらめくこと。刀をふったときの光のことを、「紫電一閃」と表現することもあります。
「電」がつく四字熟語には、「すばやい」「一瞬」という意味がふくまれていることが多くあります。また「稲妻のようにすぐに消える」といったものも。「電」という漢字が使われている四字熟語には、カミナリのすばやさと力強さを感じますね。
これは「電」がつく四字熟語のとくちょうでもあり、調べていくととても面白いもの。ぎゃくに「雷(かみなり)」がつく四字熟語には、「すばやい」「一瞬」といった意味のあるものは少ないので、ぜひ一度調べてみてくださいね。
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