電気やエネルギーについて学べる施設(しせつ)は、日本中にたくさんあります。そのなかに「科学館(かがくかん)」とよばれるものがあり、一度は行ったことがあるという方も多いのではないでしょうか。では「科学館」とはどんなところか知っていますか?
そこで今回は、「科学館」についてご紹介します!
※画像は国立科学博物館です。
「科学館」とは、その名前のとおり「科学」についてはば広く学ぶことができる場所です。運営(うんえい)しているのは、市などの自治体(じちたい)であったり、電力会社などの企業(きぎょう)であったりとさまざま。名前も「科学館」や「科学博物館(かがくはくぶつかん)」、「〇〇博物館」「〇〇センター」などがあります。
※画像は名古屋市科学館です。
科学館で学べる「科学」はとてもはばひろく、科学館によってテーマが決められていることもあります。おもに「自然科学(しぜんかがく)」をあつかうことが多いですが、発電のしくみや電気のひみつ、雷(かみなり)をはじめとした自然現象(しぜんげんしょう)を再現(さいげん)したコーナーが多く見られます。身近な機械のしくみを学べる科学館や、変わった企画展示(きかくてんじ)を行う科学館もあるんですよ。
たとえば「名古屋市科学館」ではプラネタリウムや、電気やエネルギー、人体などの科学コーナーがつねに展示されています。それだけではなく、「スイーツ展」や、アメコミやヒーローの「マーベル展」を行うことも。「科学館」という名前はとてもむずかしそうに感じますが、だれでも楽しめる展示や企画も多く行われているんですよ。
また「札幌市豊平川さけ科学館(さっぽろしとよひらがわさけかがくかん)」では、サケをはじめとした、札幌の水辺の生き物に関する展示をおこなっています。また、サケを放流(ほうりゅう)するといった活動も。「科学館」と一言で言っても、それぞれに大きな意味があり、さまざまな活動を行っているんですね。
科学館では、参加型(さんかがた)のイベントを行うことが多いのを知っていますか? 子どもたちを対象(たいしょう)にした、科学実験や工作教室が多く行われてるのです。季節によって内容が変わったり、定期的に同じ教室をやったりと、科学館によってさまざまです。
ほかには、敷地内(しきちない)の自然を観察するツアーや、発電所の見学ツアー、参加型の科学実験ショーなどを行う科学館も。また。「出張科学教室(しゅっちょうかがくきょうしつ)」を行う科学館もあります。
参加型イベントは、子どもたちが楽しみながら体験(たいけん)し、学べるものばかり。電気やエネルギーをはじめとした、さまざまな「科学」を「楽しい」と感じるきっかけにもなるのでおすすめです。
科学館はお休みの日のお出かけにもおすすめですし、子どもの自由研究のテーマにできる展示がたくさんあります。近くにある科学館そのものを、自由研究のテーマにしてしまうのもいいですね。
科学館は遊びながら勉強もできる、テーマパークでもあります。行くたびに新たな発見があるのも、科学館のおもしろいところ。ぜひ親子でいっしょに、科学館に遊びに行ってみてくださいね。
※画像は佐賀県立宇宙科学館です。