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蓄電池の世界

蓄電池の世界

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再生可能エネルギーを語る上で、欠かせないワードとなりつつあるのが「蓄電池」です。蓄電池は、再生可能エネルギーを拡大させていく為にも、生活に役立たせていく為にも重要な役割を果たしています。今後ますます需要が拡大していく蓄電池について、理解を深めていきましょう。

 

蓄電池とは

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蓄電池は充電を行うことで電気を貯め、くり返し使用可能な電池(二次電池)のことです。蓄電池の中にも様々な種類が存在しますが、実用電池として数多く活用されているものは鉛蓄電池、ニッケルカドミウム蓄電池・ニッケル水素蓄電池、そしてリチウムイオン二次電池の3種です。それぞれに特性がある為、用途によって使い分けられています。以下をご覧いただくと、蓄電池がいかに私達の生活に密接に関係しているかがわかるはずです。

 

鉛蓄電池・・・主に自動車の起動用。経済性に優れ、信頼性が高い。

ニッケル水素蓄電池・ニッケルカドミウム蓄電池・・・主に電気自動車やハイブリッドカーをはじめコードレス掃除機、電動工具などの高出力を必要とする分野で使用。

リチウムイオン二次電池・・・主にノートパソコンや携帯電話、携帯情報端末など。高エネルギー密度の小形密閉形電池として、生産が拡大している。

 

 

再生可能エネルギーにおける蓄電池

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私たちの生活に密接に関係している蓄電池ですが、環境の為にも拡大が必要とされる再生可能エネルギーにおいては、どのような役割を担っているのでしょうか。

 

余剰電力の利用

再生可能エネルギーとして主な発電といえば太陽光発電や風力発電があげられます。これらの発電設備は、時として需要以上の電気を発電します。その際、使い切れない電気を捨てずに貯めておくことが出来れば、クリーンエネルギーを無駄にすることはありません。再生可能エネルギーにおいては、発電した電気を電力会社が固定金額で買い取るFITという制度があります。このFITでは、電力会社と発電事業者は「この発電設備では、1時間あたり100までの電気を買取ります」という約束を交わします。この約束がある以上、仮に太陽光発電で1時間あたり120という電気を発電しても、20は買取を行ってもらえずに無駄になってしまうのです(ピークカット)。太陽光発電は太陽が昇っている昼間しか発電が行えません。そこで活躍するのが蓄電池です。昼間120の電気を発電した場合、蓄電池に20の電気を貯めておき、夜間に売電を行うのです。こうすることで電力会社との約束もクリアしつつ、多くの電力を有効活用することが出来るのです。

 

 

電力の安定化

太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーは、その特性上天候によって発電量が左右されます。極端な話になりますが、太陽光発電で国内すべての電気を賄っていたとしたら、梅雨の期間などには発電量が落ち込み、電力の安定供給が出来なくなってしまいます。ここで効果を発揮するのが蓄電池です。電力を貯めておくことで、再生可能エネルギーの課題である「電力の安定供給」が可能となるのです。

 

 

今後の市場動向

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アメリカにおいてテスラ・モーターズは、「Gigafactory(ギガファクトリー)」と呼ばれる大規模バッテリー工場をパナソニック等と共同出資して建設開始しています。驚くべきことに、この工場の生産能力は過去1年間で全世界で販売されたリチウムイオン電池量を上回るとも言われているのです。リチウムイオン電池はその特性上、大量生産によりコストダウンが見込める蓄電池です。さらにコストダウンが進めば、今以上に様々な形で蓄電池は世界に広がっていく事でしょう。

 

まとめ

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今後、蓄電池の市場はますます広がっていくことが予想されます。まだまだコスト面で課題はあるものの、世界中で蓄電池メーカーの価格・技術競争が起こっている為、ますます発展していく市場だと言えます。経済産業省でもVPP やZEH と言われる補助事業において蓄電池の導入を後押ししています。蓄電池が私たちの生活を、さらに豊かにしていく未来も近いかもしれません。

 

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