数年前「金持ち父さん、貧乏父さん」という本が世界中でベストセラーになり「不労所得」に注目が集まり始めました。不労所得とは【それを得るために労働する必要がない所得のこと】です。つまりお金を保有し続けるのではなく、お金を生み出す資産を保有するという事になります。様々な投資物件が存在しますが、本当にリスクが少なく安定的な収入を確保できる不労所得とはいったい何なのでしょうか。
マンション・アパートなどの不動産投資は、不労所得の代表格と言えます。東京もさることながら、現在名古屋の不動産・土地価格は数年前に比べ高騰しています。直近の流れでいえば、2016年後半から現在まで不動産価格の水準は横ばいと言われていますが、値崩れが始まらないという保証はありません。また、マンション・アパート経営を行う場合は、築年数と共に賃料・家賃収入が減少していく事が考えられます。更には築年数と共にメンテナンス・修繕費が増加していく事も考えなければなりません。今後、マイナス金利が進みサラリーマン投資家によるキャピタルゲイン目的の不動産投資が活発になった時には、現在横ばいの不動産価格が暴落する可能性もあるのではないでしょうか。
最近では、狭小地でも安定収入が得られる投資として、サラリーマンの副業としてもコインランドリーの開業が増えています。投資というよりは、経営の要素が強くなりますが、スタッフが常駐する必要も無ければ、利用客がいない時間帯でも待機電力ほどしか費用が発生しません。利回りは好条件の店舗だと15~20%にもなると言われています。初期投資は機械導入費が必要になる為、規模にもよりますが約1,000万円ほどは必要になると思われます。立地や諸条件がそろえば、確かに「地域密着型で、安定収入が見込める投資」となるでしょう。しかしながら、参入がしやすいという事はそれだけ競合も多くなります。そして当然、投資費用回収の保証はありません。投資にリスクはつきものですが、慎重な決断が必要ではないでしょうか。
土地を所有している場合には、初期費用が少なく、用途変更が容易にできる駐車場の運営も一つの選択肢となります。自身で運営する場合でも、必要な手間は少なく、また業者への運営委託を行えば、より手間は省くことが出来ます。しかしながら、土地の運用効率は決して高いとは言えません。ローリターンであり、立地条件に左右されやすい駐車場運営は、今後少子高齢化が進むとみられる日本では、成長性が高い投資とは言いづらいかもしれません。
「太陽光発電は下火」という見方が多くなっているようですが、実は現在でも利回り10%以上を確保できる安定した投資と言えます。太陽光発電が下火に見られている理由は、収入源となる売電単価(電力会社が電気を買い取る値段)が下落していることが原因です。
太陽光発電が投資商品として出回った当初、売電単価は42円でしたが現在では21円まで下落しています。しかし、投資利回りは10%を保っているのです。理由は設置費用すなわち導入コストも、技術革新により当初の半分ほどに抑えられている事です。また太陽光発電が投資商品として根強い人気を保っているのは「安定収入」が見込める点です。再生可能エネルギーの普及を目的として、国は電力会社に「太陽光発電で作った電力は、20年間固定金額で買い取りなさい」というルールを作りました。これにより20年間の売電価格が国に保証されていることになります。
また各種保険により太陽光パネル等の保証も可能であり、しっかりとしたメンテナンスを業者と結べば、安定の収入を得ることが可能です。懸念としては20年間という期限付き投資になる為、長期投資というよりは中期投資になる事。そして爆発的なハイリターンは見込めない事です。しかしながら、不労所得にて安定収入を望むならば、太陽光発電投資は抜群の存在感を発揮すると言えます。
とは言いつつも、太陽光発電投資は初期投資が安いとは言えません。なるべく収入額が予想でき、安心した状態で投資を行いたいもの。そんな方には中古発電所の購入がお勧めです。直近までの運用データ(収入額や予想発電量に対する達成率など)の確認が出来るので、収支計算が容易に出来ます。また中古発電所が販売されているという事は、急にお金が必要になった時にはキャッシュアウトが可能です。運用データを示すことが出来る為、適正価格でのキャッシュアウトができることも、メリットと言えるのではないでしょうか。
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