フィリピンにはセブ島をはじめとしたリゾート地が数多くありますが、そのなかでも「ボラカイ島」はとくにおすすめしたい離島リゾート。観光はもちろん、移住や不動産投資などにおいても人気があり、世界中から多くの人々がボラカイ島を訪れています。
ボラカイ島の魅力は、美しいビーチをはじめ、フィリピンでもトップレベルのホスピタリティなどにあります。そんな人々を惹きつけてやまないボラカイ島の、基礎知識をご紹介します!
ボラカイ島はフィリピン共和国にある島のひとつ。パナイ島の北西に位置し、フィリピンでも人気のリゾートとして世界に知られる島です。10平方kmほどの小さな島で年間200万人もの観光客が訪れています。
日本のおよそ8割ほどの面積があるフィリピンには、7,107もの島々があります。そのなかでも「ボラカイ」島は人気が高く、日本でもその認知度や注目度が高まってきました。ホスピタリティはフィリピンでもトップクラス。島民の笑顔も優しく、「癒やしの楽園」と称されるほどの魅力ある離島です。
ボラカイ島の気候は熱帯性気候で、年間を通して25℃以上の気温がある常夏の島です。日本の夏の服装で過ごすことができますが、1年が乾期と雨期に分かれているため、行くシーズンによっては雨対策も必要になります。
乾期は12月~5月、雨期は6月~11月ですので、ボラカイ島に旅行をするのであれば乾期が狙い目。雨期に行く場合は台風にも注意が必要です。日本と同様にフィリピンにも台風が襲来するため、台風の状況によっては旅行の予定がキャンセルになってしまうケースも。台風を避けるという意味でも、乾期を狙って予定を立てるのがおすすめです。
気になる時差については、日本とボラカイ島との時差は1時間しかありません。ボラカイ島のほうが1時間遅れているため、時差はそれほど気にならないことでしょう。
フィリピンは英語を話す人口が多く、アメリカやイギリスに続いて世界で3番目の国です。そのため、フィリピンの共通語も英語。現地では英語が使えれば困ることはありません。タガログ語もフィリピンの言語として有名ですので、挨拶程度のタガログ語を覚えておくこともおすすめします。
また、フィリピンはアジア唯一のカトリック教国。ボラカイ島にも、ひとつだけですが教会があります。もし旅行の日程に空き時間があれば、現地の教会を訪れてみるのもいいですね。
2018年、ボラカイ島が閉鎖された時期がありました。観光客の立ち入りを、2018年4月26日からおよそ半年にわたって禁止・制限したのです。これは、ホテルやレストランをはじめとした施設から出た下水によって、「ホワイトビーチ」や周辺の海が汚れてしまったことが原因です。
「汚水だめ」と化してしまったビーチを元の美しい姿に戻すためには、下水道の整備をはじめとした環境整備が必要です。それに伴い、フィリピンのドゥテルテ大統領の命令により、ボラカイ島の閉鎖が決定されました。現在は閉鎖が解除されていますが、環境保全のためのさまざまな規制があるため、ボラカイ島を訪れる際には規制を守るようにしましょう。
前項でも触れた「ホワイトビーチ」は、ボラカイ島の西に広がる白く美しいビーチで、世界の美しいビーチトップ10に入るほどの美しさを誇ります。白くきめ細かな砂が魅力で、その距離およそ4km! 白が映える美しいビーチは、夕暮れどきになると夕陽で赤く染まり、昼間とは違った表情を見せてくれます。
なお環境保全のため、ビーチの砂を持ち帰る行為は禁止されています。美しい白砂ですが、決して持ち帰らないようにしてください。
ボラカイ島は観光地としての歴史は浅く、30年ほど前に「世界で最高のビーチ」として世界に知られるまでは、電気や水道も通っていない、島民が静かに暮らす島でした。そこから一気に世界有数のビーチを誇る観光地として発展し、世界中から愛されるようになったのです。
そんなボラカイ島の魅力は、一言では語ることができないほど。今後も、島の魅力であるビーチをはじめ、ボラカイ島のさまざまな情報をお届けします!
<参考資料>
プレミアム・リゾート・アイランド フィリピン(フィリピン政府観光省)ホームページ
厚生労働省検疫所「FORTH」ホームページ
各種報道機関