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【SDGs】一次エネルギー収支ゼロに!「ネット・ゼロ・エネルギービル(ZEB)」とは?


「ネット・ゼロ・エネルギービル(ZEB)」をご存じでしょうか。通称「ゼブ」と呼ばれ、先日の記事でご紹介した「みやこ下地島空港ターミナル」にも導入されています。

 
この「ZEB」はエネルギー問題・環境問題において大きな役割を持ち、日本国内でも各地で導入されているほか、支援制度もあるなど、積極的に推し進められているのです。では、「ZEB」とは一体どのようなものなのでしょうか。

 
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一次エネルギー収支ゼロを目指す「ZEB」


ZEBは「ネット・ゼロ・エネルギービル」という名称からも、ゼロエネルギーに関するものであることがうかがえます。これは消費する一次エネルギー収支を、年間を通してゼロにすることを目指している建物を「ZEB」と呼んでいます。

 
一次エネルギー収支をゼロにするためには、「エネルギーを創り出すこと」が必要であり、同時に省エネも求められます。エネルギー問題や環境問題が大きく浮上し、そしてSDGsによる取り組みも進められている昨今、このZEBは大変大きな役割を持っているのです。

 

地球温暖化対策やエネルギー問題、それらの解決に近づく「ZEB」

SDGsにおいても目標に掲げられていますが、環境問題やエネルギー問題は地球が抱える大きな課題のひとつです。とくに地球温暖化対策はSDGs以前より問題提起され、日本においては「2050年までに温室効果ガス排出ゼロ」を目指しています。

 
それに伴い、「脱炭素社会」や「カーボンニュートラル」といった言葉がよく聞かれるようになり、CO2をはじめとした温室効果ガス削減への取り組みが加速しています。とくにエネルギーを起源としたCO2の排出量の削減は重要視され、ZEBはそうした状況下において重要な取り組みのひとつとして推し進められています。

 
建物で消費するエネルギー、そしてそのエネルギーを起源とするCO2排出量を減らすには、太陽光発電などによる「エネルギーの創出」、そして建物内での「省エネ」が必要です。それらによって、エネルギーの創出量と消費量がバランス良く釣り合えば、建物内での実質的なエネルギー消費ゼロを実現できるのです。

 

「ZEB」を導入した実際の事例

ZEBは大和ハウスや三菱電機、ダイキンなど多くの事業種が参入。自治体も積極的に情報を発信、セミナーを開催するケースもあるなど、全国的な展開が見られます。ZEBはさまざまなビルに導入されていますが、「みやこ下地島空港ターミナル」の事例をご紹介いたします。

 
みやこ下地島空港ターミナルは、沖縄の離島「下地島」にあります。「下地島空港」の旅客ターミナルにて、ZEBの取り組みが進められています。このみやこ下地島空港ターミナルでは以下のような計画で取り組みを実施。さまざまなビルで実施されているZEBにおいて、空港ターミナルでは全国初の取り組みとして注目を集めました。

  • ZEB Readyランク(ZEBロードマップ)
  • BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)で最高ランク
  • 68%の一次エネルギー消費を削減する計画(国の基準のビルと比較)

 

ビルの消費電力から削減するCO2、ZEBの今後にさらなる期待


ビルのエネルギー消費をゼロにするという、ZEBについてご紹介いたしました。ビル内で使用するエネルギーの創出と省エネの両立により、ビルの消費電力から発生するCO2削減が期待されます。普段利用するビルなどにおいても、このZEBが導入されているケースもあることでしょう。

 
プランニングの工夫によっては新築ではないビルでも導入できるため、ZEBを導入するビルは今後も増えていくと思われます。2030年、そして2050年に向けてZEBによる役割がどう果たされていくのか、今後にさらなる期待ができるのではないでしょうか。

 
またエグチホールディングスでは、沖縄の宮古島にて世界発の試みとなる「ゼロエネルギーリゾート」を開発しています。2023年の夏にオープンが迫る「CLASS THE FIRST OKINAWA-MIYAKOJIMA」は、エネルギー収支ゼロを目指すリゾート。ZEBのさらに上を行く壮大な試みが進行しています。

 
エグチホールディングスはSDGsの実現に向けて取り組んでいます。

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