フィリピンのリゾートといえば、マニラやセブ島が思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。そんななか、近年は離島の「ボラカイ島」が注目を集めており、フィリピンのリゾート地としてはもちろん、移住や不動産投資ができる土地としても人気が一気に上昇しています。
そんなボラカイ島ですが、世界的にも類を見ないほどの美しいビーチが見所のひとつ。ビーチを目的に島を訪れる方も多くいます。しかしビーチ以外にも見所が多く、なかでも「バット・ケーブ」は冒険気分も味わえるスポットとしておすすめです。今回はそんな「バット・ケーブ」についてご紹介します!
「バット・ケーブ」とは、ボラカイ島の北部にある洞窟。「バット」という名称のとおり、コウモリが多く生息している洞窟です。日本で見学できる洞窟や鍾乳洞と言えば、観光客用に通路が整備され、サンダルやハイヒールでもなんとか歩ける場所も多くあります。しかしこのバット・ケーブは、スニーカー必須! 「ちょっと覗いてみよう」という感覚よりは、「冒険してみよう」という感覚で準備するといいでしょう。
100万匹を超えるコウモリが生息すると言われ、洞窟の天井や壁には体長10cmほどのコウモリがぎっしりとぶら下がっています。昼間に訪れると洞窟内でひしめきあうコウモリの姿が、夕方に訪れると100万匹を超えるコウモリが飛び立つ姿が見られ、時間によってそれぞれ全く違う光景を見ることができる、魅力あふれる洞窟です。
大量のコウモリが暮らしているため、どうしても臭いがあります。臭いが苦手な方は、マスクやバンダナなどで口と鼻を覆うなどの対策もおすすめです。
バット・ケーブ内の地面はヌルヌルとしており、滑りやすくなっています。サンダルなどで入るのは転倒の危険があり、歩きにくい環境のため、スニーカーを履いて運動ができるような服装がベストで、軍手もあるといいでしょう。高低差などもあるため、あまり小さなお子さんにはおすすめできません。
洞窟内の転倒や転落などには注意しなければなりませんが、もうひとつ注意したいポイントは「落下物」です。洞窟の水滴はもちろんですが、特に気をつけたいのがコウモリからの「落下物」、つまりフンです。
コウモリの下を通るとき、コウモリが飛び立つときなどは、落下物に気をつけたいところです。ただ、半端ではない数のコウモリの落下物を、完全に回避するのは難しいもの。汚れてもいい帽子や衣服などを着用してもいいですね。
またバット・ケープ内には、コウモリだけではなくヘビなども生息しているため、必ずツアーやガイドを利用するようにしましょう。
「バット・ケーブ」はボラカイ島北部のヤパックエリアにある洞窟。洞窟の特性上の理由もありますが、個人で向かうのではなく、ツアーやガイドを利用するのがベストです。ホテルの車や、ガイドのトライシクルなど、陸路で現地まで向かうケースが多くみられます。
「バット・ケーブ」は、無数のコウモリがいることと、洞窟内が滑りやすいことなど、さまざまな点で、洞窟に入ることが「チャレンジ」になります。冒険気分や探検気分が味わいたい方におすすめのスポットです。
ボラカイ島の美しいビーチをゆったりと満喫するのもいいですが、自然を存分に感じられるバット・ケープも、ビーチとは異なる島の魅力に触れられます。ボラカイ島を訪れる方で、冒険が好き、探検が好きという方は、ぜひバット・ケープにも挑戦してみてくださいね。
※記事内で使用している画像はイメージで、「バット・ケープ」およびボラカイ島の画像ではありません。