そんな宮古島ですが、「宮古島市」であることはご存じでしょうか。宮古島をはじめ、「伊良部島」「池間島」「下地島」「来間島」「大神島」が宮古島市を構成しています。宮古島だけではなく、他の離島も魅力的で、宮古島観光の際には外せません。
そこで今回は、宮古島市を構成する離島のなかから、「来間島(くりまじま)」にスポットを当ててご紹介します!
来間島へのアクセス方法には、路線バスを利用する方法と、レンタカーやレンタサイクルなどを利用する方法があります。路線バスでは、次のルートで行くことができます。
上記のように簡単な乗り換えが一度ありますが、バスルートで気をつけたいのは、来間行きのバスの本数が1日2本しかないということ。そのため、バスを利用する場合はスケジュールの管理と、時刻表のチェックを徹底することをおすすめします。
レンタカーは宮古空港周辺にもレンタカー業者が多くあり、空港から車で15分ほどで来間島に到着します。レンタサイクルも同様に業者が多く、空港からは50分ほど。来間大橋は車だけではなく、自転車や徒歩でも渡れるのがポイントです。
来間島自体がそれほど大きな離島ではないため、自転車でも一周30分ほどしかかかりません。少し涼しい季節に、自転車で散策してみてもいいですね。
来間島には美しいビーチや、観光スポットが数多くありますが、ぜひチェックしておきたいポイントがいくつかあります。
まずは、来間島に行くために必ず渡る来間大橋。1995年に開通した1,690メートルの「農道橋」で、通行料は無料。美しい宮古ブルーの海を眺めながら渡ることができます。透明度が高い海なので、魚やウミガメが見えることも! そして来間大橋のどこかで、2体の「シーサー」が海を見つめています。ぜひこのシーサーも探してみてくださいね。
続いては、来間大橋を渡り切ってすぐの場所にある「タコ公園」。タコ公園の巨大なタコのモニュメントは必見です。また公園の下にはビーチもあり、泳ぐこともできるそう。
そして、島に点在する数々の「展望台」! 宮古ブルーの海や、来間島ののどかな風景を一望できる展望台がいくつかあります。島を散策する際にはぜひ立ち寄って、それぞれの展望台からの景色を楽しんでみてはいかがでしょうか。
来間島には、独自の「憲法」があります。島を散策する際には、必ずこの憲法に目を通しておきたいところ。憲法は「竜宮城展望台」の入口に掲げられているため、ぜひ竜宮城展望台にも立ち寄ってみてください。島民はもちろんですが、観光などで訪れる来島者も対象で、来間島の美しさや自然、環境を維持するために必要な内容が盛り込まれています。
島民には、家の敷地内に花を植えたり、雑草を放置しない、清掃をするといった決まりごとがあり、来島者にはゴミの投棄や放置を禁止する決まりごとがあります。美しい来間島を守るための、シンプルながらも大切な「憲法」です。
宮古島を堪能しつくすために、来間島は忘れずに訪れたい離島です。穏やかな来間島をのんびりと散策して、ゆったりとしたひとときを存分に堪能してくださいね。