インドネシアの離島「バリ島」は、日本はもちろん世界中から観光客が集まるリゾート地です。観光だけではなく、海外赴任や不動産投資などでもバリ島を訪れる人は多く、常に島外からの人々が出入りしている離島とも言えます。
日本から離れたバリ島での滞在期間中、何事もなく楽しく過ごすことができればいいですが、病気になったりケガをしてしまったりすることも。そんなとき、どう対処したらいいか不安になりますね。そこで今回は、バリ島で病気やケガなどのトラブルが起こった場合の対処法についてご紹介します。
バリ島では、当然ながら日本の健康保険は使えません。そして言葉も文化も違う国ですので、日本と同じように気軽に病院にかかろうと思っても難しく感じることでしょう。どれだけ気をつけていても、病気になったりケガをしたりしてしまうことはあるもの。対処法を順番に見ていきましょう。
バリ島での滞在時に多い病気やケガには、次のようなものがあります。
環境の変化や、水や食べ物の違いによる体調不良、そして観光中の思いがけないケガが多く見られます。決して珍しいトラブルではないため、誰もが遭遇する可能性があると言えるでしょう。また、次のような稀な感染症もあります。
上記の感染症にかかった場合や、疑われる場合は必ず病院を受診し、帰国後も日本の医療機関を必ず受診してください。長期滞在する場合は、渡航前の予防接種がおすすめです。
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海外での病気やケガに備えて、必ず渡航前に海外旅行保険に入っておくようにしましょう。医療費のサポートを受けられるだけではなく、保険によっては現地の医療機関に予約をしてくれるケースも。また、日本語が通じる医療機関を探してくれるケースもあります。
また自分が入っている海外旅行保険に対応している医療機関では、キャッシュレスで治療を受けることもできるため、バリ島をはじめ海外へ行く前の加入を忘れないようにしましょう。出発当日に加入できる保険もあります。
病気やケガが発生したときには、まずは慌てずに加入している海外旅行保険会社へ連絡を入れましょう。症状の相談や、医療機関の手配などのサポートを受けたあと、医療機関へ向かいます。キャッシュレス治療に対応している医療機関では、海外旅行保険番号やパスポートなどをすぐに出せるようにしておくといいでしょう。
海外旅行保険に入っていれば、日本語が通じる医療機関を教えてもらえるといったサポートを受けられますが、自分でもきちんと事前にチェックしておきたいものです。
「在デンパサール日本国総領事館」のホームページでは、日本語が通じる病院などが紹介されています。バリ島へ出発する前に確認し、滞在するエリアに近い病院を確認しておくといいでしょう。
上記のホームページにも記載されている病院には、「共愛メディカルサービス(「共愛ヘルスケア」と記載)」や「タケノコ診療所」といった日系の病院や、ほかにも日本人スタッフがいる病院などが記載されています。
【在デンパサール日本国総領事館】
生活・安全情報:日本語による医療相談ができる病院・診療所のリスト
バリ島ではどんな病気になりやすく、どんなときにケガをしやすいのか、そして感染症の情報などは事前に収集するようにしましょう。
バリ島をはじめ、海外での病気やケガに対して「自分は大丈夫」と過信せず、万一の場合に備えて出発前にしっかりと準備をすることが最善です。海外旅行保険にも必ず入り、健康面での不安にも事前に手を打っておいて、バリ島での充実したひとときを過ごしてくださいね。