沖縄の離島、リゾートや不動産投資で人気を集める「宮古島」には、「宮古島まもる君」という存在があります。彼は常に宮古島の人々を見守り続けている、宮古島に住む島民の皆さんにとっては身近な存在。もちろん、宮古島の外から彼に会うために訪れるという観光客もいるほど、「宮古島まもる君」はよく知られています。
「宮古島まもる君」の人気は高く、「宮古まもる君のうた」が作られたり、関連グッズやお土産まで売られているほど。今回はそんな「宮古島まもる君」についてご紹介します!
「宮古島まもる君」は、1991年に宮古島地区交通安全協会によって設置された、警察官の形をした人形です。宮古島警察署をはじめ、宮古島警察署管内の道路などに設置されています。リアルな造形に初めて見る方は驚くかもしれませんが、よく見ると愛嬌のある表情と、鋭い眼光で宮古島の安全を見守っています。
「宮古島まもる君」は身長が180cm、体重は5kg。50キロのおもりを足に取り付け、体重の軽さをカバーしています。そんなまもる君は20人兄弟。宮古島の各地で活躍しています。
※順不同
これらの「まもる君」も含めた19人の男兄弟のほか、紅一点の妹「まる子ちゃん」を入れて20人の兄弟です。彼らの顔は全て手作業で描かれているため、ひとりひとり表情が異なります。特徴的な兄弟達が、宮古島の交通安全を守っているのです。
宮古島まもる君たちは、文房具やお菓子などさまざまなグッズにもなっており、宮古島のお土産としても人気。ご当地スーパーなどで売っていることも多いので、探してみてはいかがでしょうか。宮古島を観光していれば、まもる君も含めて20人の彼らとどこかで会えるかもしれませんよ。
宮古島まもる君たちは、雨の日も風の日も立ち続け、人々を見守っています。ときには事故に巻き込まれてしまったり、台風の影響を受けてしまったりして、足元から骨折することも。そのたびにしっかりと「治療」を受け、再び宮古島の各所で任務を遂行しています。
※2019年9月の台風13号では、3人が骨折。復帰に向けて治療を続けているとのことです。
「リアルまもる君」は、宮古島まもる君のコスプレをする男性のこと。宮古島や沖縄のスポーツ関連の大会にもよく出場するアスリートで、「リアルまもる君」は宮古島大使としても活躍されています。
顔を白塗りにして、まもる君と同じ衣装に身を包み、笑顔で宮古島や沖縄を駆け抜ける「リアルまもる君」。運が良ければ、マラソンをはじめとして宮古島のスポーツイベントなどで遭遇できるかもしれません。
宮古島には魅力的な観光スポットが多くありますが、それぞれのスポットへ向かうにはレンタカーやタクシー、レンタサイクルなどの交通手段を利用することでしょう。道すがら、景色を楽しみながら「宮古島まもる君」やその兄弟達をぜひ探してみてくださいね。どこにまもる君がいるのか事前にチェックし、まもる君たちも観光ルートに入れて楽しんでみるのもおすすめです。