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西表島の自然環境を守り継ぐ!「西表島マナーブック」とは


沖縄県の離島のひとつ「西表島」は、原生林や希少生物などが生息する自然あふれる島。そのうえで観光スポットとしても人気があり、年間30万人以上もの人々が西表島を訪れています。

 
西表島では、観光客に向けて「西表島マナーブック」を配布していることをご存じでしょうか。西表島の環境を守るために、大切なマナーの数々が書かれています。今回は「西表島マナーブック」についてご紹介いたします。

 

守り継ぐべき自然の保護と、世界自然遺産登録へ向けて


「西表島マナーブック」は、西表島の環境保全のために観光客向けに発行された冊子です。2019年1月に発行され、離島ターミナルなどで配布されました。このマナーブックには、西表島の環境をどう守るべきか、観光するうえでのマナーの数々が記されているほか、西表島で起こっている問題などにも触れています。

 
西表島では、世界自然遺産登録に向けた活動もおこなわれています。生態系や生物多様性など、守るべきものは数多くあります。住民だけではなく観光客も一丸となって、西表島の自然環境を守ることが大切です。

 

西表島で生息する動植物などを「ロードキル」から守るために

西表島では、イリオモテヤマネコをはじめとしたさまざまな生き物が生息していますが、彼らが交通事故に遭遇することが大きな問題となっています。野生動物などが車に轢かれて命を落とすことを「ロードキル」と呼び、ロードキルに伴った個体数の減少も見られます。

 
「西表島マナーブック」では、運転に注意するべきエリアやトイレの場所などを記した地図や、ロードキルに対する注意喚起をはじめに記載。どういった状況で事故が起こるのか、気をつけるべき動物や、制限速度などがわかりやすく図解されています。

 
また、ケガをしたり死んだりしているイリオモテヤマネコや希少野生動物を見つけたとき、そして事故を起こしてしまったときには、連絡が求められています。「環境省ヤマネコ緊急ダイヤル」や「環境省西表野生生物保護センター」など、連絡先の記載もあるので、しっかり確認したいところです。

 

西表島の人々のお願いや、環境保全への注意事項

西表島は大自然が広がる島ですが、島に住む人々がいることを忘れてはいけません。住民の敷地や家への無断立ち入りや、迷惑行為は決して少なくなく、地元の人々や環境を守るための注意事項も、「西表島マナーブック」に図解とともにわかりやすく記載されています。

 
人の家を覗かない、集落内を水着で歩かない、ドローンを飛ばさない――といった、生活区域での注意事項はもちろん、自然を守る注意事項も多くみられます。またゴミのポイ捨てや大自然内での排泄行為の禁止、動植物の持ち込みや採取および野生動物観察に関するマナーなどは、西表島において大変重要な事柄です。

 

島で守るべき法律や条例も「西表島マナーブック」で確認

西表島の自然環境を守るためには、西表島に関わる法律や条令なども確認しておきたいものです。「西表島マナーブック」には、それらもしっかりと記載されています。

 
自然公園法、種の保存法、竹富町自然環境保護条例、竹富町ねこ飼育条例など、ほかにも多くの法律や条例があり、西表島の自然環境を守っています。なぜそれらを守る必要があるのか、観光の際に何を気をつければいいのか、そして違反した場合の罰則など、事前に確認をしておくことが大切です。

 

西表島に行く前に!「西表島マナーブック」を確認


「西表島マナーブック」は離島ターミナルなどで配布されていますが、できれば西表島に行く前に確認しておくことが理想です。沖縄県のホームページで「西表島マナーブック」のPDFが公開されているので、ぜひ旅行前に確認してみてはいかがでしょうか。見つからない場合は「西表島マナーブック」で検索をするとよいでしょう。

 
西表島の豊かな自然環境は、これから先も守り継ぐべきものです。観光で訪れる際も、西表島でのマナーをしっかり守って、自然環境の保全につなげたいですね。

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