17種類の目標を掲げ、2030年のゴールに向かって世界中で取り組みが進められる「SDGs」。国や企業などによる取り組みはもちろん、個人での取り組みにも注目が集まっています。
個人でできる「SDGs」は多種多様で、なかには小さな子どもでも参加できるケースも。今回は12番目の目標「つくる責任 つかう責任」にスポットを当て、個人でできる取り組みをご紹介いたします。
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SDGsの12番目、「つくる責任 つかう責任」に求められているのは、持続可能な生産と消費の実現です。生産と消費のバランス、環境保全や天然資源の管理といった、生産と消費に関するあらゆる方面での取り組みが必要。生産に関する自然環境への影響や、消費に関する懸念事項が大いに盛り込まれ、また途上国に対しての支援も推し進められます。
わたしたち個人が関係するのは、おもに「つかう責任」である「消費」の部分。「つくる責任 つかう責任」は、個人でも今すぐに取り組めるものが多いという特徴があります。
SDGsの12番目、「つくる責任 つかう責任」において個人ができる取り組みとして、フードロス(食品ロス)対策が挙げられます。フードロスとは、食材などが消費されずに破棄されていくこと。近年大きく話題になり続けているのは、スーパーやコンビニの店頭で大量に残ってしまう恵方巻きではないでしょうか。
家庭の食卓や学校給食、飲食店での食べ残しのほか、スーパーなどにおける食料品売れ残りなど、さまざまなシーンにおいてフードロスが発生します。このフードロスをなくすための活動や行動は、個人でもすぐにできるSDGsの取り組みです。
まずは自宅の冷蔵庫や食品ストックの確認から始めてみると、思いがけない「ロス」を見つけるかもしれません。少しずつ改善していくことで、フードロスは大きく減らしていけます。
また近年では、コンビニでも賞味期限・消費期限が近い飲食物を値引き販売するケースも。さまざまな場所で、フードロスに関する関心と意識が高まってきています。
個人ですぐにできる取り組みには、マイバッグやマイボトルの持参のほか、リサイクルやリユースを心がけることなどが挙げられます。限りのある資源や環境問題への配慮も、「つくる責任 つかう責任」にとって大切な課題。個人でも環境問題への取り組みの一端を担うことができます。
もちろんときにはマイバッグを忘れてしまったり、リサイクルが難しい商品などもあることでしょう。完璧にやろうとすると難しく、息苦しさを感じてしまいます。自分のできる範囲で、コツコツと続けていくことが大切です。
店頭で手に取る商品には、「認証マーク」がつけられているケースがあります。認証マークによって、その商品がどんな意味を持ち、どのように生産されているのかなどを知るきっかけになります。
上記のような、多くの認証マークがあります。もちろん、認証マーク以外にも「有機JASマーク」やスーパーのプライベートブランド、牛肉の個体識別番号などのようなものもあります。どこでどのように生産され、どんなルートで自分の生活圏まで届けられたのか、知ることができるマークが少なくありません。店頭で商品を手に取る際には、ぜひ意識してみることをおすすめします。
SDGsの12番目の目標「つくる責任 つかう責任」について、個人での取り組み方法をご紹介いたしました。個人の場合は消費者側に立つことが多く、SDGsの取り組みも「つかう責任」に重点を置くことになります。
「つくる責任 つかう責任」については、フードロス対策やリサイクルなど、すぐに取り組める内容も多くあります。普段消費している食材や商品などについて、環境保全の観点も含めて考えて取り組みを進めていくことが理想ではないでしょうか。
エグチホールディングスはSDGsの実現に向けて取り組んでいます。