EGUCHI HOLDINGS GROUP

夢を現実に!!! 熊本視察!【Vol395】2017/9/15


こんにちは!
先日、震災後4回目の熊本へ仕事の視察に行って来ました。

エグチホールディングス株式会社 江口勝義です。
いつも読んで頂きありがとうございます!

熊本への視察は火曜日の朝、名古屋空港を出発し、夕方には名古屋へ帰ってくると言うハードスケジュール。

僕に取っては予想以上にハードスケジュールでした…
何故かと言いますと…



ジャーン!

熊本視察の前日の月曜日の夜、こんな面白い先輩メンバーとご一緒させて頂いたからです!

名古屋を代表する飲食業界の先輩と友達。
弊社も飲食を細々とさせて頂いておりますが、このメンバーの皆様のお話は本当に勉強になる。

飲食で成功し、そのまま成功し続けると言うことは本当に難しいと僕は考えています。

誰もが本業で小銭が稼ぐことが出来ると、まず最初に考える副業は飲食と言う方は多いですよね?

参入障壁が低い分、ライバルの数は恐ろしく多い。

そして本業で培った経営理念や、サービス精神を武器に、日夜努力し続けているこの業界では、料理やサービスの内容を試行錯誤の連続で進歩させていかなければ、お客様からは飽きられてしまう…

昨今では、マズイ店なんてないですからね。
美味しくて当たり前。
それプラス何があるの?を、お客様は探し続けておられます。

僕達が若い頃一世風靡していた、あのレストランや居酒屋チェーン店、回転寿司など…

残念ながら今は跡形もない。

そんな中、何十年も飲食一本でやってこられた先輩達を本当に尊敬しています。

今回ご一緒させて頂いた先輩方、松っちゃん、段取りしてくれた八神、本当に楽しい時間をありがとうございます。
少し飲みすぎました…笑

また是非第2回目をお願い致します!!

この夜が楽しすぎて、ついつい家に帰るのが遅くなってしまいました…

完全に寝不足状態で飛行機に乗り込み、何とか視察をしてきました。

今回の視察の一番の重点は、山で切り倒された材木の利用価値、震災後の木製廃材の行方、どの様に再利用されているか?です。

何故その様なところに着眼しているかと言いますと、太陽光発電の次に間違いなく来るであろう〝 バイオマス発電 〟の原材料の調達とその利用方法を知るため。

弊社、エグチホールディングスグループでは、太陽光発電用地の買収を今現在も本気で進めております。
今では数十万坪を所有する様になりました。

その時に購入した土地の樹木の伐採を、土木業者に見積もりを出すのですが、あまりにも高額。

しかも業者によって価格もバラバラなんです。
これでは物や工事の原価を本当の意味で知る事は難しく、必ず〝 穴 〟があるとずっと確信していました。

これらを無くすために前期、とある土木業者をM&Aをして傘下に収め、本当の土木工事の原価を考えた時に何が弊社に出来るか?を探り続けてきました。

その時に出た1つの答えが、木材に対して、僕らの手元より先で何が起こっているか?を知る事が大事だと考えたので、総勢4人で熊本の現状を視察してきたのです。

熊本空港に着くと、先月、北海道で出会った〝 K社長 〟が、先方の会社の課長様とお出迎えしてくださり、彼らの車で2箇所視察ささて頂きました。

1つ目は森林を伐採した後の木材の加工から利用までの全てが分かる施設へ。

日本全国でバイオマス発電は火が付いてきています。

その燃料である木材チップの取り合いが始まっており、価格が急激に高騰し始めている。

僕が思うに、マレーシアやインドネシアなどからヤシガラを輸入してバイオマス発電へ…
と言う国内業者は数年後、必ず困窮する事は目に見えています…

アジアのビジネスマンは、世界的に見てもかなりしたたかで、需要がアジア全域、世界へ広がり始めたら価格は必ず吊り上げられます。
今は二束三文だったとしても、需要が伸びれば価格は上がる。
これは必然な事ですからね。

その点国内の建築現場などから出る、不要材を含む材料を燃やすバイオマス発電はどうなのかな?
弊社が山を切り開いた時に出る木材はどの様な価値があるのか?を、担当の子会社の社長、課長達に直接見せておきたかったのです。

詳しい事は長くなるので省きますが…

1つだけわかったのは…

開発可能(法的に伐採可能)な山を買う事は、間違いなく素晴らしい投資になる。

木は成長した後、伐採をして切り出し、新たに植林をすれば数十年後、また切り出す事が可能となります。
手を加えなくても木は育って行きますからね。

既に日本でもある地域では、土木業者や開発業者、産廃業者などによる土地買収は進んでいる様ですね。

本当にみなさんは凄い。
鼻が効くと言うか、ビジネスに明るいと言うか…
日本のビジネスマンは素晴らしいですね!

もっと凄いな…と思ったのは〝 K社長 〟は、伐採後のかなり太い木を一瞬でチップにしてしまう数億円の裁断機を、国やチップ業者にリースしている。

何じゃそりゃ…
そんないい仕事あったんかいな…

イニシャルで数億円になり、メンテナンスが難しいと来れば、参入障壁はバカ高い。
ましてや貸し出すなんて誰もやろうとしない。
凄いところに目をつけてますよね。

九州でも彼らの会社くらいしかやってないらしいので、仕事はかなり忙しいみたいですね。
本当に先見の明がある。
凄い!尊敬します。

二軒目に行った所は、熊本の震災後の木に限った廃材を集めてきてチップにして、再利用させる為のプラント。

ここでは完璧に木材に付いた金属などを取り除く事が出来ており、バイオマス発電だけではなく、紙や壁材などにも使われるそうです。

このプラント業者は熊本県から直接請け負っているので、あり得ないほどの廃材が山積みされています…

これをみると熊本の人達が、この度の震災により、どれ程の被害に遭ったのか…
想像を絶する光景でした…



これだけの量の廃材ですが、1日で数百トンをチップにし続けているので、今年一杯でこのプラントも用なしになる予定らしいです。

熊本の震災の片付けと言う意味では一区切りという所でしょうか。

弊社も太陽光発電用地としての山林などを買い続けていますが、今回の視察でかなり勉強になりました。

処分場の業者は我々が捨てる時にお金を取り、彼らが捨てる(持ち込む)時にはお金がもらえる…
土木工事の土と同じなんだな…

もちろんタイミングが合わないと難しいのですが、土は、欲しいといえばお金を取られ、ここに捨てていいよ!と言えばお金が貰える。

土は本当に不思議な〝 商品 〟ですが、チップに出来る木は同じ様な意味合い、匂いがしてますね。

時間が掛かるかもしれませんが、この仕事は面白そうですね…

僕がこういう話を社員の皆に話すと、皆の顔は…
「 ヤバい…また始まった… この人、これやり出すぞ… 」と、警戒モードに入ります…笑

さすがにそこまではやるつもりは、今の所ありませんが、大変勉強になりました!

あくまでも〝 今の所 〟ですがね…笑

今回の視察にて、大変お世話になった
K社長
H課長
本当にありがとうございます!

必ずこの学びを弊社に持ち帰り、身になる様に努力をして行きます。
次回は中洲で待ち合わせですね!!笑

ここからがまたまた楽しみになってきました。
やっぱり実際に現場に行ってみないといけませんね!


今回も本当にいい視察となりました!

いつも最後まで読んで頂きありがとうございます!!