おはようございます!
今日もフィリピンは真夏日です。
日本は過ごしやすい日が続いているようですね。
エグチホールディングス株式会社 江口勝義 です。
いつも読んで頂きありがとうございます。
今回の滞在は大きくは3つの使命を帯びてこちらへ来ました。
1つ目は弊社が競争入札にて受注した、フィリピン中央銀行の造幣局、本社の太陽光発電工事の視察と激励。
暑い中本当に皆頑張ってくれております。
弊社の工事部門、EGC株式会社の星川社長も久しぶりに作業着を着て、陣頭指揮に立っております。
僕がいうのも何ですが、星川は流石は社長。
作業着の着こなし、オーラが親方ですね。
これは造幣局の中。
右側、中の方に写ってるのは全てお金みたいですね。中は見えませんが外に絵符で貼ってあります。
詳しくは言えませんが自国通貨でも自国で作って居ないんですね…
このパレット1つで一生遊んで暮らせるだけのお金が…
2つ目は、こちらで打ち合わせをずっと続けている、日本でいう所の イオンモール の様なモール会社、並びにとある大学のキャンパスの屋根への太陽光発電導入の打ち合わせ。
日本とは違い、営業、決定までにやはり時間が相当掛かりますね。
ここは焦らず気長にお付き合いして行きたい。
今回も前進はしましたね!
3つ目。
これは本当に詳しく話すことができないのが残念なのですが、とある愛知県にある会社の社長様のご紹介でお会いしたHさんとのミーティング。
この方が強烈凄かった…
日本人なのですが、32年もの間フィリピンにて非常に大きなビジネスをやられている。
最初の話では、先に書いた愛知県の会社の社長から、10メガの発電所を実際に建設するので見積もりをお願いされました。
この後50メガまで作っていくので…と。
ここまではよくある話で、今までもいくらでもこういう話はありました。
しかし今回は、この社長が組んでいる方がフィリピン在中で、かなり力を持っているからこの人とお会いして実際に直接話を聞いて、見積もりなどの判断を…と。
フィリピンのみならず、アジア地域ではこういった話は山ほどある。
もう僕たちはこういう話に一喜一憂しない。
「 大丈夫ですか? その人。 社長騙されたりしてませんか? 」的な話を僕らがすると、1度会ってきて見てよ!と。
それが今回のHさんとの出会いのきっかけでした。
空港近くのホテルのカフェで待ち合わせると、少し小柄で芯のしっかりしたオーラを出している日本人の方が見えました。
年齢は61歳。見た目は10歳若く見える。
話が始まろうとした瞬間から
「 オベンチャラや煽てたりは俺はしないし、そんなの意味がないから。僕のスタイルはこうだから。これでいくね。」と。
まぁ…ズケズケと凄いんです。
初めは、この人はどんな人なんだろう…
見積もりの事を話すだけだったはずなんだけど…
長く話すうちに彼のバックグラウンドがかなり見えてきました。
20代の頃に通関士として世界を飛び回り、沢山の国で仕事をしたのち32年前程にフィリピンに辿り着き、当時の副大統領の家に居候をして、様々なこの国の事を学んだのだと。
その副大統領の一族は華僑。
彼らから商売のなんたるかを教わり、フィリピンで絶大な地位を築いて来た。
実際にフィリピン人で成功している人にお会いすると、僕がお会いした方々はその殆どが中華系。
これはアジア全般に於いてそうだと思います。
タイ、シンガポール、マレーシア、香港、台湾…
社名は明けせませんが、実際にフィリピン最大の都市マカティに、莫大な大きさの土地を持ち、その家賃収入だけでも恐ろしい額のお金が入ってくる会社の取締役にもなられています。
この会社はフィリピンでは誰もが知っている企業でした。
一通りお話が終わると…
「 晩御飯食べに行こうよ! 」
気さくにお声はかけて頂きありがたいのですが…
僕たちにも予定と言うものが…
「 あのね、ビジネスにも何でもタイミングと時間がある訳よ。 何が大切かを1番に考えなさいよ。 」
了解しました!
是非ご一緒させて下さい!
と言う事で、うちのメンバーも連れて中華料理に。
「 ところで明日はなにやってんの? 」
と、聞かれたので、明日は予定がパンパンで…
「 明日、昼くらいに来なさいよ。うちの事務所にも連れて行くし、うちのトップに会ってもらうから。 1番大事なのは… 」
「 分かりました!! お昼に行きます! 」
実際にマカティのど真ん中の本社ビルに連れて行ってもらい、CEOにもご紹介して頂き見積もりの案件も頂きました。
その日はホテルに戻ったのが夜中の2時。
体力も気力も若さも、本当に半端ない。
本当に61歳ですか…?
今回のフィリピン出張は、このH様との出会いが最大の収穫。
仕事が…とか関係ない。世界ではこんな日本人がまだまだ活躍しているのを僕らは知らない。
彼の話す事の内容、考え方、進め方。
これが正に華僑の考え方そのものらしいです。
その明快さやスピード感は、普通の日本人では到底ついて行く事はできない。
その日本人に僕らがならないといけない。
実際にH様は、現地の人達との約束事で、彼らが果たせれなかった時のことを追求し過ぎたりして、逆恨みされて2回ピストルで撃たれた事もあり、一度は太腿を撃たれたらしい。
実際にこちらで撃たれたり殺されたりする人には、やはりそれなりの理由がある。
理由なき殺人はフィリピンでは起こらない。
必ず理由があると言っておられました。
日本人の場合、相手の落ち度などを日本人的に追求し過ぎている場合が殆どで、その様な事件が起きると。
H様は言います…
でも、ある意味日本の方が恐ろしく無いか?
電車に乗ろうとホームで待ってたら後ろから押されたり、殺人事件が起こり、動機を探ると
殺してみたかったから…
理由なき殺人が多すぎると。
僕たち日本に住む日本人は麻痺しているかも知れませんが、そう言う意味では今や日本はトップレベルに危険な国の1つである事は間違いないですね。僕らが子供の頃にアメリカでの殺人事件などを理解できなかったが、今や同じ様な事がザラに起きている。
良く回りの友人などにフィリピンは危ないよね?と聞かれますが、日本の方が怖い部分は多いと感じております…
今回のフィリピン出張では、ビジネス上のトラブルは付き物ですが、本当に大きく前に一歩進みました。
へこたれずに、日本人らしく、基本に忠実に約束は必ず守ると言う姿勢で取り組み続けた結果、予期せぬトラブルを回避できたりと、やはり本気で取り組み、立ち向かい続けなければならないな…と、再確認の出張となりました。
実はこれ以外にも相当面白いお話が我々の所に来ております。
これは相手がある事なので、発表できる様になったらまたご報告させて頂きます。
怒涛の仕事を終えて今から帰国。
トランジットがあるため、夜遅くに名古屋着。
明日からの日本も本気でやったります!!
いつも最後まで読んで頂きありがとうございます!
更に一歩前進です!!