こんにちは。
今回も過去のアメブロをこちらへ移す作業をしております。
なかなかはかどらない…涙
こんにちは。
今日はあいにくの天気ですが、こんな日は
寒さが和らぐので嫌いじゃないですね!!!
エグチスチール株式会社江口勝義です!
昨日のお話なんですが、凄く嬉しい事がありました!
うちには高校1年生になる息子がいます。
彼は幼稚園の時からサッカーをしているのですが…
当時は「 何か人生で燃える事をやらせたい 」という親のエゴで(僕がサッカーが大好きなんです)始めさせたんです。
練習の風景をこそっと見に行くと、彼は はる君という友達と、空を見ながら両手を広げてクルクル クルクル回って、目が回るのを楽しむという「 遊び 」をしてました。
彼が通う幼稚園は少し特殊で、ことサッカーにかけては、夜の8時くらいまで練習するのは当たり前の幼稚園でした。
A,B,Cの3ランクのチーム編成がなされ、彼は万年Bチームの選手でした。 が、 親の欲目か…
フォワード選手だったのですが、センスはあるなと感じてました。
順調に? 幼稚園生活をこなし、小学校時は近所のクラブチームへ入り、万年補欠みたいなサッカー人生でした。
ある日、仕事から帰り家にいると小学校5年生になった彼が
「 お父さん、話があるんだけど… 」
「 どうした? 何? 」
僕はもしかすると高圧的な態度をとっていたのかもしれません。
「 僕、本当はキーパーがやりたいんだ! 」
「 何言ってんの? 遊びたいだけならサッカーやめろ!皆の迷惑になるだろう!!! 」
頭ごなしにしかりつけ、僕はあの夜見た はる君 とのクルクル遊びを回想していました。
実を言いますと、僕も彼と一緒の人生を歩んできたんです。
何をやっても、真ん中より上の位置にいて、
何をやるにもやる気がない…
親子は良く似ますよね(笑)
むしろ、一生懸命に物事をやるのは 恥ずかしいとも思ってました。
いや、今思うと、一生懸命やった時に結果が付いてこなかった時が怖かったのかも知れませんし、自分の意思で全ての事を決定していたのではなく、オヤジが怖くて物を言えない…
僕自身、NOと言えなくなっていたんだと思います。
「 だけど、キーパーがやりたいんだもん 」
その一言を押し殺した声で僕にかけられた時、
一瞬で「 親 」として悟りました。
「 オヤジと同じ事を僕もしてしまっているのかも知れない…」
そう思った僕はまずどれくらい本気かを探り、言いました。
「 雄星の人生だから、これからは自分で決めなよ。 お父さんが決めるんじゃないよね!
その代わり、必ずレギュラーになるんだよ!
セレクションを受けて、トップチームに入って
必ず正ゴールキーパーになるんだよ!!! 」
彼は怖い気持ちを殺してよくぞ言った!!!
正直、凄く嬉しかったのを今でもはっきりと記憶しています。
「 まず、今キーパーは何人いるの? 」
「 僕入れて3人だよ 」
「 誰と誰? 」 ・・・・・・・・
僕も中学生の時、100人以上いる部員の中で
戦略を持って、レギュラーを勝ち取った経験があります。
実は…その時初めて僕自身、本当の死ぬ気で物事に挑戦したんです。
このレギュラーを取った経験は、今でも僕の人生の中で大きな財産になっているので、彼の話を真剣に聞きました。
が、 僕が授けた 「 秘策 」は…
1 絶対にあきらめない事
2 真面目にやる事
3 声を出してとにかく目立て
この程度です。
心の持ち方は…
「 今はお前の方が上手いけど、必ず俺が追い抜く 」と考えろとも。
実際中学からサッカーを始めた僕は、僕より上手いとても手が届かない存在の小学校からサッカーをしている友人たちを追い抜き、レギュラーを勝ち取っているので、彼にとっても説得力はあったと思います。
因みに、僕は最後の大会ではフリーキックやPKも任されていました。
その後…彼、雄星はみるみる結果を出し(ライバルが他のクラブへ移籍)
したり、フィールドの選手へコンバートしたり…
(まぁ、でも諦めなかった事が良かったわけで…)
見事、レギュラーを勝ち取り中学も同クラブにて(愛知1部リーグ)正ゴールキーパーとして活躍しました。
その後…時が流れ…高校へ進学…
愛知県屈指のサッカーの名門高校…
愛知東邦高校へ進学、サッカー部入部!
実は僕の母校でもあるんです…
当初、部員は86名、そのうちキーパーは10名!!!
(なんじゃそりゃ!)
だけど僕は言い続けました 「 絶対にあきらめるな 」
「 皆同じ15歳~18歳なんだ 」
「 お前は出来る 」
少ししつこいかな?と思われるくらい、言い続けました。
そして昨日…
とうとう… Aチーム入りを果たしたんです…
僕と嫁はそれを聞いて思わずシャンパンの栓を抜きました。
(僕、全然飲めないんですけどね…)
Aチームに入っても、まだまだ先は長いです…
全国大会を知っている先輩や、同級生のライバル…
たくさんの壁が立ちはだかっています!
だけど…僕たち親子の目標、夢の達成の仕方が
決して間違いでない事の証明がなされたと思っています。
これからも彼の人生において、いえいえ、僕の人生においても凄く大きな出来事としてもとらえています。
「 努力と、努力した時間は裏切らない 」
僕の心のバックボーン!
これからも僕と息子と、そのまた子孫へ語り続けて行きたいと思います。
でも、本当の戦いはこれから!
まだまだスタートラインにやっと立てたという事ですからね!!!
いつも最後まで読んで頂きありがとうございます!