こんにちは!
カンボジアから成田へ帰ってきました。
そして…
ついに完成しました!!
エグチホールディングス株式会社 江口勝義 です。
いつも読んで頂きありがとうございます!
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皆さんは 「医療の届かないところに医療を届ける」を理念にアジアで医療活動を行なっている、
NPO法人【 ジャパンハート 】をご存知でしょうか?
ACのCMにも代表の吉岡先生が出演されており、ご存知の方も多いと思います。
アジアにおいて、年間30,000件の医療を無償で行なっている、弱者の為の医療機関です。
実際に吉岡先生率いるジャパンハートは、30年以上も〝 無償で 〟医療活動を続けられております。
弊社、エグチホールディングス株式会社、EGC株式会社は、グローバルサポートリミテッド(GS)様と共に、カンボジアにあるジャパンハートの病院の上に40kw程度の太陽光発電システムを寄贈いたしました。
アジア全般、カンボジアも例外なく、昼夜問わず停電が繰り返されています。
僕たちの住む日本では、今や有り得ない状況がアジアではごく当たり前の事です。
思えば僕たちが幼い頃も、大好きなアニメをテレビで見てる時に限って停電しやがる…
子供だった当時は非常にイライラした覚えがあります…
今回のカンボジア滞在でも、日本食レストランで夕飯を皆で食べていた時に、パン!といった感じでお店の中が真っ暗。
普通にだれかの誕生日のサプライズかと…
その時は一瞬、本当に思ってしまいました…笑
そんなのは珍しくもない。
それが途上国。
それが今のアジアの現実です。
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何故弊社がカンボジアのジャパンハート様に、太陽光発電システムを寄贈する運びとなったか…
それは去年の夏前…
GSの中村代表とお会いした時に、いつもより、より透き通ったつぶらな目をして僕に話してくれました。
「 江口さん、江口さんしか居ないと思ったんです。 ジャパンハートって知ってますか? 」
このブログの、先に貼り付けたジャパンハートのYouTubeをまず見てほしいです。
我々がこんなに何不自由ない生活をしているのに、カンボジアではこんなに不自由で、幼い命が毎日の様に失われているんだ…と。
このYouTubeを見て、手術中に病院中が停電になり、普通に手術をすることもままならない。
医師が予備のディーゼル発電機まで走っていき、予備電源のスイッチを入れて来て、また手術をする。
これが1日に何度も繰り返される。
これは何とかしなくては…
これは僕たち、特に弊社の太陽光発電なら出来るんじゃないのか?と。
最初は何が何だかわからなかったです…
本当ーーーに、中村さんは人が良いので、また何かに感化されてしまったのかな…と、思いましたが、
このYouTubeを見て、ジャパンハートの事をネットで調べていくうちに、どうしてもカンボジアのジャパンハートの今の現状を実際に見てみたくなりました。
今回の1つ前のブログに書いた、牛乳の投資案件で前年にカンボジアに来ていた事、去年の5月にアンコールワットを訪れていた事もあり、カンボジアには何かしらのご縁を感じても居ました。
そして去年の9月、GS勉強会の同志一同で実際にカンボジアのジャパンハートへみんなで視察に来てみたのが事の始まりでした。
その時に実際に代表の吉岡先生ともお会いし、ジャパンハートの取り組みを見聞きし、嘉数真理子先生や広報の方々、沢山のお医者が少しの時間を見つけては、完全なるボランティアとしてジャパンハートを手助けしている現状を見て、激しく心打たれました。
実際に手術後のひと時に、お疲れの中淡々とお話をしてくださる吉岡先生のお話を聞いて涙し、僕に、弊社に出来る事は何なのか?を自問自答をしてみました。
この時に中村さんが言われていた意味がようやく全て分かって来ました。
これは僕たちにしか出来ない。
お金や物でジャパンハートを支援することは誰にでも出来る。
僕たちに出来ること…
もうこれしかない。
【 カンボジアのジャパンハートの病院から停電を無くし、かけがえのない小さな命を救う! 】
お医者様ではないので、僕たちに命を救うことなんて出来ない。
だけど、間接的にだけど僕たちでも役に立つことが出来る!
そう確信した僕は、一緒にカンボジアへ同行してもらっていた、弊社のグループ会社、EGC株式会社の代表、星川に「 やるぞ!俺たちでやったろまい!」
星川も即答で
「 やりましょう!!」と。
またまたいつもの無茶振りの指示を出してしまっていました…
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前にも書いた事があるのですが、寄付って、特定の人や団体へ支援する。
これって非常に難しくないですか?
誰にだってそういう気持ちがあるし、実際にやられている方も沢山おられると思います。
が、実際にはどこに大事なお金や物資を預けて良いのか本当に悩みます。
僕はUNICEFなどの公の機関に寄付するのは好みません。
前にも書きましたが、半ばビジネス化している部分があり、本当に心の底から気持ちよく寄付や寄贈する事が僕は出来ない性格なんです。
なので、いつも直接お渡しできる、直接ご支援できる所へさせて頂いております。
しかも困った事に、僕の性格は
「 助けてください! 」と言われたるのが苦手…
本当に心の底から感動したりしないと心動かされない。
僕だけでなく、こういう人はかなり多いと思います。
40kwの太陽光発電所は、日本で設備投資しようとすると安くても600万円〜800万円程の投資になるかと思います。
この金額を全て弊社から寄付して…とは、なかなかできる金額ではないです。
だけどこの金額をクリアできれば、相当インパクトのある支援になることは間違いない。
アジアはどの国も同じですが、日本より電気代が実際にも相対的にも高いです。
平均所得が日本の10分の1なのに、電気代は日本とほぼ同じかそれより高い。
アジアの人々は、生活するだけなのに、馬鹿高いインフラにお金を払わなければ生きていけない。
カンボジアも然り。
もし、この発電所をプレゼントする事ができれば、ここの電気代は馬鹿高いので、計算上年間180万円〜200万円程の電気を生む事が出来るんです。
太陽光発電の1番優れているところは、他の発電装置の様には壊れない。
そこが1番いいところです。
いつもお話しますが、太陽光パネルは30〜40年間は発電し続けます。
パワーコンディショナの様な機器には、多少の当たり外れはありますが、基本的には壊れない。
しかもカンボジアには地震や台風のような天災は無く、赤道から程近い位置にあるので、日射の条件なども抜群。
こんな良いプレゼントは無い!!
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だけど…
財源の問題があるじゃ無いですか…
簡単に全て出します!とは言い切れない金額…
実際にジャパンハートに行った時に、嘉数先生や吉岡先生のお話をお聞きしていた時に、僕の頭の中の
超スーパーコンピューターが働き始めていました!笑
スーパーコンピューターの出した答えとは…
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今から3〜4年前、フィリピンの中央銀行の屋根と本社の一般競争入札を勝ち取り工事をした事がありました。
僕のブログをずっと読んでくれているコアな人達はご存知だと思います…笑
勝ち取ったどころか、最後のお金を払ってくれない…
政府の仕事をやったのに…
これは勝ちではなく負けたのでは…?
というお話は置いておいて…と。笑
この時にパートナーシップを組んでいた、とあるファミリーがいました。
彼らのことを100%信用、信頼し、彼らのやっている数あるビジネスの1つである、鶏小屋の屋根に太陽光発電所を注文され、工事した事があります。
お金は電気代が浮いた分で毎月支払いますという契約の元実行されたのですが…
僕らがスリランカやベトナム、フィリピンの他の地域の仕事で出張しているのを見て、彼らがネチネチとスネ始めました…
結果、工事が完了してもお金を払うどころか、寧ろ電気代が上がったなどと訳の分からない事を抜かし始めて、一銭も支払いをしてくれない。
しまいには、お金を払わないフィリピン政府の入札機関とグルになってる事が発覚しました…
彼らはパートナーだったので揉めたくないし、揉めるとすぐに拳銃が出てくる社会。
それがフィリピン。
実際に彼らファミリーのビッグママの誕生日会や、両親の結婚記念日にも参加する様な仲だったので、喧嘩は絶対にできない…
のですが、僕の我慢が限界に達し、遂には大きく衝突しました。
やるならやったるぞ!くらいの剣幕で。
アジアも日本も同じ。
舐められてまでやってられるか!
という気持ちでした。
すぐにEGCの星川社長に指示を出し、パートナー達の弁解や言い訳を振り切って、一度工事した鶏小屋の発電システムを全て取り払い、フィリピンの港に置いておいた物があるのを思い出しました。
実際に港に置いているだけで毎月お金が掛かります…
積み重なると大きな金額なんです…
このシステムは、一度フィリピンに入ったという事で、簡単には日本に戻すことは出来ない。
しょうもないフィリピン独特の鬱陶しさ…
本当に面倒なんです。
しかも中古の不良在庫になってしまった…という事で、経理上は数年前に損金で落としてあったんです。
なので簿価は基本ゼロ円。
日本に持ってきて売ることもできず…
毎月の倉庫代はかかり続ける…
自社の所有する発電所に使うにはパワコンが日本仕様ではない…
最悪だ…
しかし!
なんたる奇跡!
なんという偶然!!!
カンボジアには完全に適するシステムだったんです!
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実際にジャパンハートに視察に行き、現場でこれを思いつきました。
やっぱり現場に行かないと!ですね。
その場で、来年また視察に来るまでに、弊社が総力を挙げて太陽光発電所をプレゼントする!!
そう宣言してしまった僕は、星川社長率いるEGCに多大なる圧力をかけていったのでした…笑
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実際、本当に難しい案件でした。
工事自体はそんな事はない。
1番はフィリピンの港からカンボジアに運ぶのが最大の難関。
あの手この手、色々な方法で全社を挙げてチャレンジしたのですが、本当に難しい。
弊社の持ち物だし、国外から入れたのも弊社。
その時の書類も全て揃っているし、何故出せないのか全く理解できない。
全く納得が行かない事だらけ。
それがアジア。
それがフィリピン。
時間だけが刻一刻と過ぎていく中、今年の10月の視察には間に合わせないといけない。
関係者全員が焦っていました。
今思えば…
袖の下を渡せば良かったんだと思います…涙
そんな事はやりたくないし、やった事ない。
そういうビジネスはやりたくないし、ジャパンハートへ寄贈すると言う事の考え方からも大外れする。
地道にコツコツとやっていくしかない!
星川以下、スタッフ達の精一杯の頑張りの結果、なんとか無事本当にギリギリ間に合いました!
皆本当によくやってくれました。
本当に皆お疲れ様でした!!
完成したと言う事で、今回の視察に合わせて
この様な盛大な式典を催してもらいました。
病院にはエグチホールディングス、GS、EGCの記念看板も取り付けて頂き…
国立ポンネル病院の院長、中村さん、星川と…
そして、弊社の佐藤、松本含む、GS勉強会の仲間、病院の関係者の方々と…
ジャパンハートの山下さんにも大変お世話になりました。
うちのスタッフと記念撮影…
嘉数真理子先生にもこんなに喜んで頂きました!笑
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僕達エグチホールディングスグループは、様々な投資活動、団体への支援などをさせて頂いておりますが、今回ほど〝 投資対効果 〟の高い投資、支援をした事がありません。
発電所は提供しましたが、先に説明した通り実質ゼロ円ですから…
1年間で少なく見て150万円分の電気を発電し続けた場合、20年間で…
30年間で…
こんな投資、こんな支援、他にはありませんよね?
本当に僕達も嬉しいし、自分たちの仕事を誇りに思います!
今回、僕達にこの様なチャンスを頂いた、GSの中村さん、杉本剛…さん…?笑
本当にありがとうございました!!
次回のジャパンハート様へのご支援は、
Global Support Limited 中村代表を中心に行なって行かれる予定です。
その時には皆さんで是非、カンボジアに足を運んで頂いて、ジャパンハートの現状を見てもらい一緒に支援していきませんか?
もちろん日本でのこういった活動やご支援も今まで通り続けていきます。
うちの長女のかんなも、ジャパンハートのボランティアに興味がある様です。
医療従事者では無くても、ボランティアとして貢献することは可能です。
ジャパンハートのHPをご覧ください。
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昨今、日本の企業だけでなく、欧米を始めとした様々な会社が声高らかに謳われている、SDG’s。
それをビジネスとして捉え、資格の勉強をするのも大事だと思いますが、僕達一人一人が知恵を絞ればまだまだやれる事はたくさんある。
実際にそれをやらないと!!
これからの令和の時代は、今までの様な苛烈な競争意識ではなく、共存共栄、誰一人置きざりにする事のない力強い社会を実現させる為にも、今日からまた知恵を絞って令和を生きて行く。
この度はジャパンハート様への太陽光発電システムの寄贈に対し、お力、お知恵を貸して頂きました皆様…
本当にありがとうございました!
僕達だけでなく、皆様で協力し合い、完成させたものだと考えております。
いつも最後まで読んで頂きありがとうございます!
支援は始まったばかり。
まだまだ続きます。
次回は一緒にやりましょ!!
ありがとうございます!