今日は大阪です。
ビジネスミーティング!
エグチホールディングス株式会社 江口勝義 です。
いつも読んで頂きありがとうございます!
先日あるお店で友人とランチをしていました。
食事を済ませ、外に出ると大きなボックスを後ろに乗せた原付バイクが2台歩道に止まっていました。
いつもなら何も気にならずにそのまま通り過ぎているところ。
何故なのか違和感を感じて、前を通り過ぎる数秒間、ジックリと観察してみました。
そのバイクの前に2人の男性が立ち、何やら地図か何か、A4位の紙を見ながら指示をしている。
1人は恐らく50代。
もう1人は20代前半の若者でした。
観察してみて分かったことは、恐らく出前館かUber eatsの配達をするバイクみたい。
皆様は【 出前館 】や 【 Uber eats 】をご存知ですか?
どちらもアプリになっており、アプリを開くと様々なお店が宅配用の飲食物を載せています。
気に入った物を選んでアプリ内で決済。
約20〜60分後に宅配サービスとして、注文した品を取り寄せることができます。
ピザの宅配の進化版。
1つのアプリのサイトの中には、マクドナルドやガストなど、大手の飲食店もラインナップされていて、非常に便利。
普通にお店で食べるより30〜40%程割高になりますが、便利さに負けてしまい注文したくなりますよね。
お客様側のマインドは、
家から出たく無い…
作りたく無い…
家で食べたい…
少々高くてもいいよね?
と言った所でしょうか?
お店側のメリットは…?
実はこれがメリットしか無いんですよね…
宅配は自社でやらずにアウトソーシングしています。
宅配のためだけに人を雇わなくて良い。
この宅配を請け負う人達が先程のバイクの2人ですね。
このサイト側が40%の手数料を取っていたとしても、お客様側が割高になることを承知で注文しているので、サイト側で掛かる手数料は全て商品単価に上乗せができる。
お店と同じ単価で販売できているんです。
僕が思う1番のお店側のメリットは、席数に制限をされないという事。
飲食店は
席数×平均単価×総回転数 で売り上げが決まりますよね?
こう言った宅配サービスを使っていると、席数は必要無い。無限です。
作り続けられる事、注文が入り続ければ本当にすごい事に。
平均単価はお店の売り上げとは大差ない。
このサービスでは総回転数という概念自体が吹っ飛びます。
商品を売り込んだり、おしぼりやお水を出すサービスなども省かれる。
人気のある飲食店の場合、行って並んで食べるより30〜40%高くても家に持ってきてもらい、ゆっくり食べたいですよね?
ツワモノ飲食店では、売り上げの20〜30%は宅配サービスにより売り上げているお店もあるみたいですね。
実際、アジアでは家でご飯を作る習慣が無かったりします。
夕方屋台で食べたり、パックで店屋物を詰めて持ち帰って家族と食べたり、外食したり…
実際、中国ではランチ時も外に買いに行って、袋の中に食べ物を入れて、会社に持ち帰って食べるという事を、都市部だけでなく結構な田舎でもしています。
この前まで行っていた、承徳などでは透明のビニール袋にラーメンを入れて持ち帰り、その袋のまま食べている…という光景も日常茶飯事。
流石に袋のままは…ねぇ?
そう言った生活スタイルに合わせるかのように、中国では宅配サービスビジネスはかなり浸透しています。
承徳あたりの中国人達でも、食事の40%くらいは宅配で済ませると言っていたほど。
宅配のバイクの数がすごいです。
そのサービスが本格的に日本にも入って来て、浸透し始めています。
新しいビジネスモデルは、沢山のライバル会社を産み出しながら、我先にとしのぎを削り合っていますね…
先程のバイクの2人に話を戻します。
僕が感じた違和感は、そのバイクや2人のおじさんに感じているわけでは無かったのです。
僕自身、こう言ったサービスを実際に受けており、こういうビジネスがあることを知っていたので…
僕が感じた違和感とは、その2人が着ていた服です!
ジャンバーの色がどこかで見たことがある。
濃紺に赤の刺繍や柄…
胸元に書いてあるアルファベット…
そこには
【 ASA 】と書いてあったのです!
分かられますでしょうか?
ASAとは、朝日新聞の事!
誰がどう考えたって斜陽産業になって行っている新聞屋さん。
このまま指を咥えて黙っていられるか!
俺たちはこの町の住民、番地などを知り尽くしている。
宅配するときのバイクだって、初期投資はゼロから始められ、後ろのボックスを取り外せば新聞配達仕様、取付ければ宅配業社だ!
バイクが遊んでいる日中や夜の時間帯は、バイトを用意しておけば楽々このビジネスに参加できる。
やってやるぜ!
小学3年生から新聞配達をしていた僕には、
この時見た彼らの生き残りを賭けた闘いの様に写り、感動しました。
ダーウィンの進化論
【 賢い者や強いものが生き残るわけではない。変化をできる者だけが生き残る 】
頭を柔らかく、動きは素早く、いつも考えるクセをつける。
やり続けなければ…
生き残る為に…ではない。
勝ち残る為に!!ですね。
その日がちょうど4タイムズチャンピオン、アーネストホーストが主催する【 ホーストカップ 】という、キックボクシングの大会の日でした。
弊社も少しだけ協賛させて頂いており、特別リングサイドにて観戦させて頂いておりました。
大好きな山城大先輩と!
友人の上田則男 君も素人ながら親父ファイターとして参戦し、大会に華を添えておりました。
勝って良かったね!
こう言った勝負の世界は本当に厳しい…
何故なら【 勝ち 】と言うものがいつも1つしかないから。
その1つをお互い、その階級の全員が切磋琢磨して取りに行く。
その厳しさは想像にたえない。
でも、僕たちビジネスマンに於いて、【 勝ち 】
の形は1つではない。
自分達が決めた 勝ち は、それぞれが決めた形の全く違う物の場合の方が多い。
勝ち が1つではないだけに、そのイメージはし辛く難しい可能性もあります。
だけど、どのラインを勝ちとするかを決める事が出来る。
もちろん負けもね!笑
これが僕たちビジネスマン、経営者の醍醐味だな…と、則男君がリング上で暴れまわってる時に考えさせられました。
先ずはいつでも、どんな時でも【 勝ち 】をベンチマークとして決めておき、その 勝ち にこだわり続けて行けば必ず自身や自社の成長に繋がる。
決算などの決めておいた期日が来て、本当に勝っていたら…
また【 勝ち 】を決めてこだわり続けていくしかありませんね!
現状維持を目指したり、目標を諦めたときに人の成長は終わり、また、進化も終わる。
諦めずに勝負し続けて行きましょ!
それしかない!笑
いつも最後まで読んで頂きありがとうございます!
気付きのレベルを上げて行きます!