こんにちは!
フィリピンでの打ち合わせも終わり、今日帰国の途につきます…
エグチホールディングス株式会社 江口勝義です。
いつも読んで頂きありがとうございます!
いやぁ…
やっぱり海外での商売は色々ありますね…
兎に角約束が履行されないことが多い。
前もってタスクの管理をして居て、それでもってこちらに来るのですが、なかなか思う様には行かない。
海外でずっと以前から、決して楽では無い商売をやり続けている先輩方を尊敬しております。
が、やはり可能性という部分ではフィリピンだけでなく、ASEAN各国含む海外市場は激アツですよね!
やり切った時のゲインがやはり魅力。
事業資金を国内から持っていくと為替のリスクに晒されます。
僕らがフィリピンに来始めた、18ヶ月前辺りと今では、約25%の円高ペソ安…
◯億円を国内銀行から調達して、フィリピンに持ってきて事業をしたとしますよね?
月々の支払いをしていくのに、18ヶ月の間に25%高くなったりやすくなったり…
例えば5年で返済だとしたら…
月々の支払いがそれだけ増えたり減ったりの大博打です。
プロでも円安円高どちらに向かうなんて、絶対に何て言い切れない。
ある程度のバイアスは読めていたとしても、後ろに下がってグラフを見てみると、あぁ、2年前のここからが円高だったのね…みたいな。
反対にこちらで事業資金を調達する場合、約8%の金利を支払うのが当たり前です。
日本では1%に満たない金利で調達できる会社がたくさんあると思いますが、日本とフィリピン含む海外と、どちらで調達した方が良いのか…
間違いなくこれだと思います。
『日本の金融機関からの信用力を持って海外で調達する 』
所謂、スタンドバイLCと言うものではないでしょうか?
これをやってくれる銀行があれば、日本側での信用保証などは必要ですが、グッと金利は下がります。
日本では日銀がマイナス金利に舵を切って数ヶ月…僕達事業家にとってはありがたいですよね。
ASEAN各国などでは日本で言う公定歩合、中央銀行から金融機関に貸し出す金利は、2%〜5%なんてザラです。
銀行などの金融機関はそこに手数料、金利を乗せて事業家などに貸し出します。
するとやはり僕達は8%位の金利負担になってしまう。
これは何を意味するのか?
分かられますか?
その金利で借りると言うことは…
『 純利益で8%以上を叩き出す事業 』を必ずしなくては、会社はやっていけません…
事業家ならご理解頂けると思いますが、8%の純利益を出すことのできる中小企業のような会社が、日本にどれだけありますかね…?
海外で事業をやると言うことは、単に語学力、文化、マーケットの難しさだけでなく、こう言った複雑な問題が沢山あります。
本当楽じゃない…
現に、まさに本日アメリカ大統領戦が決着すると思いますが、クリントンのメール問題が再燃するやいなや、米ドルが2〜3円ほど円高になり、トランプ陣営で不穏な動きがあり、あれ?これトランプ負けるんじゃね?と言う流れが来た瞬間、昨日のマーケットオープン時には1.5円、円安スタート…
弊社では米ドルのやり取りがかなりあるので、御多分に洩れず右往左往しながら米ドルを買い上がってきて、固唾を飲んで大統領戦を見守っております…
実際、ペソ安になって来た要因の1つは、『 フィリピンのトランプ 』ドゥテルテ大統領の存在が大きいと思います。
この国の大統領やべぇ!となると、金融資産を含む様々な物を現金などに変えてマーケットから引いているく…
これは極々普通のことですよね。
事実、来年3月に締め切られる、太陽光発電によるFITの売電価格は未だ発表されていない…
大統領…原発やるとか言いださないですよね…?
ウチのような会社でも1円円安に向かうと、百万円単位で利益が吹っ飛びます…
クリントンが勝ってほしいけど、そうなると円安に向かうんだろうなぁ…複雑な気分です…涙
海外でのお仕事のミーティングが増えてきて、現地法人を含む自社のストロングポイントを強化していくと言うことも踏まえ、この度ホームページを一新しました。
エグチホールディングス公式サイト
英訳の部分やその他の部分で、まだ未完成な箇所はありますが、取り敢えず今月初めにアップしてみました。
お気付きの点や、まだまだ改善点があると思いますので、ご指摘など頂けましたらありがたいです!
宜しくお願い致します!
今回の出張も、良い事が沢山あり、えーっ?
と言うことも沢山ありましたが、総じて良い時間を過ごされたと思います。
一歩一歩着実に、足元を固めながら急がずに進んでいきたいと思います!
いつも読んで頂きありがとうございます!
かーなーらーずー
やったります‼︎笑