身の回りには電池が使われているモノがたくさんあります。大人にとっては当たり前でも、子どもから見ると「これにも電池が使われているの?」とびっくりするようなモノも。
電気やエネルギーに興味を持ち始めた子どもといっしょに、電池が使われているモノを探してみませんか? 親はそっと見守って、子どもが見つけるのを待つのもいいですし、最初から子どもに教えてあげるのもいいですね。
子どもと電池を探すときに、ぜひ子どもに教えてあげてほしい「電池を使ったモノ」をご紹介します。ここでご紹介するのはほんの一部。リモコンや懐中電灯などの定番ではなく、子どもの興味を引きやすいものをピックアップします。
ガスコンロは料理をするときに欠かせない存在ですね。ガスを使って火をつけますが、忘れてはならないのが電池の存在。電池の力で火花を起こしてガスに引火します。
ガスコンロの電池ボックスを子どもに見せたり、電池があるときとないときの、火花のちがいを見せたりするのもいいでしょう。もちろん、ガスの元栓は閉めておこなってくださいね。
自動車のバッテリーも立派な電池。エンジンをかけるときや、ライト、エアコン、カーナビなど、「電力」を必要とするものにバッテリーを使っています。
バッテリーはその電力がなくなると、エンジンをかけることすらできなくなる、とても大切な存在。ぜひ、自動車のボンネット(※)を開けて、バッテリーを見せてあげてください。とくに男の子は、自動車の内部を見られるので喜ぶことでしょう。
※車種によってはボンネット以外に搭載されている場合もありますので、事前にご確認ください。
おもちゃに電池が使われているのは、小さな子どもでも知っているのではないでしょうか。しかし、そこにどんな安全対策がされているのか、子どもは知らないもの。
小さな子どもが誤って電池を飲み込んでしまわないように、電池ボックスのフタはネジでとめられています。おもちゃメーカーの優しさがそこにあるのです。おもちゃのフタがどうして簡単に外れないのか、ぜひ子どもに教えてあげてください。
もし、押し入れの奥に昔のゲームソフトが眠っていたら、ぜひ子どもに見せてあげてください。昔のゲームソフトの一部には、セーブに必要な「バッテリーバックアップ用の電池」が使われています。
ソフトを分解するわけにはいきませんが、「昔のゲームソフトにも電池が使われていたんだよ」と教えてあげると驚くことでしょう。電池が切れるとセーブデータも消えるなんて、今のゲームになれている子どもたちには想像がつかないかもしれませんね。
家のなかを少し見渡すだけで、電池を使ったモノが次々に見つかります。ふつうの乾電池から、ボタン電池、リチウムイオン電池など、さまざまな種類の電池があることでしょう。そして、それぞれの電池は使ったあとの処分方法が違います。
親子で楽しく身の回りの電池を探しながら、種類や処分方法も教えてあげられるといいですね。