電気やエネルギーについて、楽しく体験しながら学べる施設をこれまで数多くご紹介してきました。発電所に併設されている施設や科学館、電力会社やガス会社などが運営する施設など、実にさまざまな施設があります。
電気やエネルギーを学べる施設に共通する特徴は、「大人も子どもも、楽しく体験しながら遊び感覚で学べる」ということ。また、「電気やエネルギーのしくみを、子どもにもわかりやすく、飽きないように解説している」ということです。
今回はそんな電気やエネルギーを学べる施設を、より一層楽しむことができるよう、楽しみ方についてご紹介いたします!
子どもに電気やエネルギーのことがわかる施設に遊びに行くことを伝えても、勉強をする場所だと感じてあまり乗り気になってくれないことがあります。また、子どもには楽しくない場所ではないかという先入観を持ってしまうことも。
電気やエネルギーを学べる施設は、とことん楽しむことができる施設であると伝えることが大切です。伝え方から、楽しみ方までポイントを見ていきましょう。
電気やエネルギーを学べる施設は、「電気やエネルギーのことを勉強できる場所」ではなく、「電気やエネルギーのテーマパーク」として子どもに説明しましょう。
実際、施設内はテーマパークのような展示ばかりです。自分自身で道具を動かして発電できる装置や、ゲームやクイズ形式の展示、映像で楽しく説明してくれるコーナーなど、子どもが飽きない工夫がたくさんあります。
また、公園やアスレチックなどが併設され、頭を使った後は体を使って思いっきり遊べる施設もあります。なかには「遊園地」のような説明のほうが合うような施設も。勉強というより、「テーマパーク」というイメージが強い施設ばかりなのです。
自分の家の電気がどこの発電所で作られたのかを調べ、その発電所に電気やエネルギーを学べる施設があるならば、まずはそこに行ってみましょう。「家で使っている電気をここで作っているんだよ」ということを伝えると、子どもの興味や好奇心が膨らみます。
また、発電所そのものを見学できる場合は、ぜひ見学を! 発電所の見学や、見学ツアーには予約が必要なケースが多くあります。事前予約も忘れずにしておくようにしましょう。
電気やエネルギーを学べる施設は、子どもが楽しめる工夫はもちろん、親子で一緒に体験したり遊んだりできる展示が盛りだくさんです。子どもだけに体験させるのではなく、大人も童心に返って全力で楽しんでみましょう。
親子で全力で楽しむと、電気やエネルギーについての解説パネルや映像もより一層楽しくなります。写真撮影が許可されている場所では、写真やムービーで記録を残すのもいいですね。
電気やエネルギーを学べる施設をしっかり楽しんで帰宅したら、「復習」をしましょう。もらってきたパンフレットや、撮影した写真やムービーなどを見ながら、思い出をたくさん語り合います。そのうえで、「発電所で作られた電気が、自分の家に届いている」ということを意識できようになっているとベストです。
電気やエネルギーを学べる施設はたくさんありますので、もし子どもがより興味を持つようであれば、さまざまな施設に遊びに行ってみてくださいね。火力発電所や水力発電所など、発電の種類を制覇してみるのもおすすめです。大人も子どもも全力で楽しんで、電気やエネルギーへの知識をより深められるといいですね。