前回の「1985年開催の「つくば科学万博」を振り返ってみよう!」では、1985年に開催された「つくば科学万博」についてご紹介しました。会場となった場所には、現在「科学万博記念公園」という広い公園があります。また「公益財団法人つくば科学万博記念財団」によって、「つくばエキスポセンター」という科学館が運営されているんですよ。
そこで今回は、「つくばエキスポセンター」と「科学万博記念公園」についてご紹介します!
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※画像は「科学万博記念公園」の「科学の門」です。
つくば科学万博後に誕生した「つくばエキスポセンター」と「科学万博記念公園」は、科学と自然を体感できるスポットになっています。とくに「つくばエキスポセンター」では、つくば科学万博について知ることができるんですよ。それぞれの特徴について見ていきましょう。
※画像は「科学万博記念公園」の銀杏並木です。
つくば科学万博がおこなわれた翌年の1986年3月に、日本の科学技術の振興のために設立された「公益財団法人つくば科学万博記念財団」。この記念財団によって、「つくばエキスポセンター」が運営されています。電気やエネルギーに関する展示をはじめ、プラネタリウムや科学教室、サイエンスショーなどもあり、とても楽しめる科学館です。
火力や原子力、水力、そして太陽などエネルギーについて学べる「エネルギーゾーン」をはじめ、展示エリアは複数あります。「科学万博つくば’85メモリアル」もそのひとつです。
「科学万博つくば’85メモリアル」では、「コスモ星丸」のロボットや関連グッズの展示、「つくば科学万博」の様子や当時の技術などを見ることができます。当時はどんな科学技術だったのか、どんなエネルギー事情だったのか、大人にとっては懐かしく、子どもにとっては新鮮な体験ができるエリアです。
所在地:305-0031 茨城県つくば市吾妻2-9
TEL:029-858-1100
開館時間:9:50~17:00(入館16:30まで)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
※プラネタリウム番組の入れ替えなどによる臨時休館もあります。
入館料(展示場):4歳から高校生は210円、18歳以上は410円
プラネタリウム:4歳から高校生は410円、18歳以上は820円
※満席になり次第終了
「科学万博記念公園」は、「つくば科学万博」の跡地に作られた公園です。池や芝生広場、アヤメ園などがあり、予約制の全天候型テニスコートもあります。芝生公園は広々としており、ピクニックにも最適。銀杏並木やソメイヨシノなど、どの季節に遊びに行っても四季と自然を感じながら過ごすことができます。
この「科学万博記念公園」で見逃してはいけないのが、高さ10メートルほどの「科学の門」です。この「科学の門」には、球がいくつもぶら下がっています。意外と気がつかずに通り過ぎてしまいますが、この球には秘密があるのです。
それは、見る角度によって4種類の顔が浮かび上がるというもの。なんと、歴史上の科学者たちの顔が浮かび上がるのです。「アルキメデス」、「ガリレオ・ガリレイ」、「アイザック・ニュートン」、そして「トーマス・アルバ・エジソン」。どの角度から見ると誰の顔になるのか、探してみてくださいね。
所在地:〒305-0841 茨城県つくば市御幸が丘6
TEL:029-856-1005
テニスコート:要予約
今回ご紹介した2施設では、「つくば科学万博」だけでは終わらない科学の歩みを垣間見ることができます。1985年当時でさえ、科学技術の発展は素晴らしいものがありました。それから30年以上が過ぎ、なおも発展し続ける科学。電気やエネルギーに関する研究や環境も、科学の発展と共に歩み続けています。
つくば市周辺にお住まいの方はもちろん、つくば市に旅行に行ったときなどは、ぜひ立ち寄ってみることをおすすめします。1985年当時の電気やエネルギー事情と、現代の様子をくらべながら、親子で楽しく学んでみてくださいね。
※この記事に記載の情報は、2019年1月12日現在のものです。
※入館料や開館時間、入館日などが変わることもありますので、事前に公式HPや電話等で確認をするようにしてください。