小学校3年生から学校で学び始める「電気」。しかし、理科の授業で扱うだけで、自宅で電気について考えたり勉強したりすることは少ないのではないでしょうか。教科書とにらめっこをしているだけではなく、電気について楽しく学べる子ども向けの本があれば、電気の楽しさや理解が広がっていきます。そこで今回は、電気を楽しく学べる子ども向けの本をご紹介します!
電気が苦手な子どもはもちろん、電気に興味があって「もっと知りたい!」という子どもにもおすすめ。親子で一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介するのは、電気を楽しく学べる3種類の本です。図鑑や漫画など、子どもが読んで楽しいものを厳選しています。大人が電気について再確認するために読むこともあるほど、子ども向けの電気解説本はわかりやすいのが特徴です。小学校や中学校、高校に入ってからも役に立つケースもありますよ。
最初にご紹介するのは、『電気の図鑑』です。小学生はもちろん、大人も基礎や専門知識を学ぶことができます。電気の基礎や、交流と直流の違いなど小学校で習う理科もしっかり解説。中学、高校に行っても使える内容が豊富ですので、本棚に一冊あると便利です。
わかりやすいカラーの図解や、実験なども掲載されているので、自由研究のヒントにもなりますよ。
次にご紹介するのは、米村でんじろう先生が監修をする『電気がいちばんわかる本』です。対象年齢は小学3年生・4年生の、小学校中学年向けに写真やイラストを使って解説されたわかりやすい本です。もちろん、小学校高学年や中学生が電気を再確認するために読むのもおすすめですよ。
全部で5巻あり、それぞれで扱うテーマが異なります。
最後にご紹介するのは、かがくるBOOKの『実験対決』シリーズです。『実験対決』シリーズは、現在28巻まで刊行されており、電気以外にも生物や環境、人体など理科のさまざまなテーマを扱っています。
小学校同士で科学知識を競い合う漫画で、『実験対決5 電気の対決』では、全国発明大会で「電気の実験問題」に挑む様子が描かれます。漫画ですので、もちろんストーリー仕立て。ピンチを乗り越えて問題に挑んでいく内容から、電気について学べます。
ほかに『熱の対決』や『エネルギーの対決』など、電気やエネルギーに関する『実験対決』も。好きなテーマを集めてみてもいいですし、1巻から順番に集めて理科知識を深めていくのもおすすめです。
「電気」は少し難しく、「興味が持てない」「苦手意識がある」という子どもは多くいます。テストに電気が出てくると点数が落ちてしまうという子どもも。興味を持つと、自分からどんどん進んで調べて実験したくなるのも、「電気」の特徴ではないでしょうか。
子どもの知的好奇心や興味を膨らませてくれる、子ども向けの科学本はとてもたくさんあります。お休みの日などに親子で一緒に読んで、電気について語り合ってみるのも楽しいですよ。
※この記事の情報は2018年10月20日現在のものです。絶版や改訂等、販売状況が変わる可能性もありますので、ご購入されるときには出版社や書店等にご確認ください。