わたしたちが生活をする街には、道路のさまざまな場所に「街路灯(がいろとう・※)」があります。夜の道を明るくてらしてくれる街路灯は、防犯(ぼうはん)の役にもたち、とても大切なそんざいです。
しかし街路灯も、わたしたちの家庭で使っている蛍光灯(けいこうとう)などと同じように、いつかはじゅみょうが来て切れてしまうもの。夜道を明るくてらすことができなくなってしまいます。では街路灯が切れているのを見つけたときは、どうすればいいのでしょうか。
そこで今回は、街路灯が切れたときはどうすればいいのか、愛知県名古屋市の例でご紹介します!
※「街灯(がいとう)」とよぶこともあります。
街路灯が切れているのを見つけたときは、勝手に交換(こうかん)しようとしてはいけません。高い場所にあってキケンなのはもちろん、街路灯はそれぞれ「管理(かんり)」している組織(そしき)が決まっているからです。
自治体(じちたい)ごとにちがいますので、愛知県名古屋市の街路灯の例を見ていきましょう。街路灯には、大きく分けて3種類の街路灯がそんざいしています。それぞれ、連絡先などがちがうんですよ。
まずはふつうに「街路灯」とよばれるものです。道路に設置(せっち)された街路灯は、夜の道路を明るくてらして、道路の様子をわかるようにしています。交差点やカーブなどに設置されていることが多くあります。管理しているのは、一部の国道(こくどう)とそれ以外の道路でことなっているんですよ。
「国土交通省」とは、日本の交通や国土(こくど)の保全(ほぜん)、建築(けんちく)などを担当(たんとう)している日本の組織のこと。いっぽう、「緑政土木局」とは、道路や公園、川、農政(のうせい)などを管理(かんり)している、名古屋市の組織のことです。
「商店街の街路灯(しょうてんがいのがいろとう)」とは、名前のとおり「商店街」が設置しているもの。名古屋市にもたくさんある商店街が、それぞれ発展(はってん)し、元気が出るよう「活性化(かっせいか)」を目的にして設置しています。商店街を明るくてらしてくれることで、夜の買物も安心できますね。
「防犯灯(ぼうはんとう)」は、わたしたちが住む街の「自治会(じちかい)」や「町内会(ちょうないかい)」などが設置しているものです。町内の防犯(ぼうはん)のため、電柱(でんちゅう)などのさまざまな場所に設置されています。
街路灯が切れているのを見つけたら、まずはその街路灯の柱(はしら)をよくチェックしましょう。夜の暗い時間だと見づらいので、できれば昼間の明るい時間がいいでしょう。
街路灯の柱に、管理している組織や、街路灯の管理番号(かんりばんごう)、連絡先の電話番号が書かれたシールがはってあります。そのシールに書いてある内容にしたがって、街路灯が切れていることを連絡しましょう。
なかにはどこが管理しているのかわからない、シールがはられていないといった、「連絡先」がわからない街路灯もあります。そんな街路灯を見つけたときは、まずは町内会や商店街に連絡をしてみましょう。
街路灯はとても身近なもので、わたしたちの生活を守ってくれる大切なものです。自分の家のまわりにある街路灯を、親子で探してみてくださいね。どこに街路灯があって、どの種類なのか、知っておくといいでしょう。もし家の前に街路灯がある場合は、切れてしまったときにどこに連絡をするべきかチェックしておいてもいいですね。
今回ご紹介したのは名古屋市の例ですが、それぞれの自治体ごとに連絡先や、管理のシールなどが決まっています。各自治体のホームページで紹介されていますので、ぜひかくにんしてみてくださいね。
参考:名古屋市公式ウェブサイト