わたしたちの家庭に電気を運ぶため、あちこちに立っている「電柱(でんちゅう)」。わたしたちはこの「電柱」はとても見なれたもので、道ばたに立っているのが当たり前ですね。学校から帰るとき、電柱から電柱まできょうそうをしてみたり、電柱まで何歩で行けるか試してみたりと、電柱は子どもたちにとっての「遊び相手」にもなっています。
さて、そんな「電柱」ですが、何でてきているのか、中はどんなふうになっているのか知っていますか? 今回は電柱について、見ていきましょう!
電柱は、昔は「木」でできていました。60年ほど前から「コンクリート」の電柱が登場し、今はほとんどの電柱がコンクリートになっています。
平成になる少し前、昭和の終わり頃にはまだ木の電柱があちこちに残っていたんですよ。今もまだ、木の電柱が残っている場所がまれにあります。お出かけをしたときに探してみてくださいね。もしかしたら見つかるかもしれませんよ。
電柱を作るためには、まず「鉄筋(てっきん)」でわくぐみを作るところから始まります。鉄筋で作ったわくぐみを、さらに「型」に入れ、そこにコンクリートを入れて作っていきます。
コンクリートがかたまると、型を外します。ひび割れなどがないかチェックをして、10日ほど寝かして強くするのだそう。ここではカンタンに紹介しましたが、それぞれの工程(こうてい)はとてもふくざつで細かく、ていねいに電柱が作られていくんですよ。「大きな型にコンクリートを流し入れて終わり!」ではないんですね。
また、コンクリートで作られた電柱は、中身が空洞(くうどう)になっています。ぎっしりとコンクリートがつまっているように思えますが、ちがうんですね。
コンクリートの電柱にももちろん「寿命(じゅみょう)」があります。電柱の寿命はおよそ40年ほどとされ、古くなった電柱は、新しい電柱と取りかえることになります。では、この古くなった電柱はどこへ行くのでしょうか?
古くなった電柱は、「産業廃棄物(さんぎょうはいきぶつ)」としてすてられていました。しかしいまでは、電柱に使われているざいりょうを分別して、リサイクルに取り組んでいます。長いあいだわたしたちの生活をささえてくれた電柱が、新しく生まれ変わり、ちがうすがたでかつやくするなんてうれしいですね。
わたしたちに電気をとどけるため、電柱はかつやくしています。毎日じっと動かずに、同じ場所に立っています。お休みの日には親子で外にでて、電柱の顔をながめてみてはいかがでしょうか。
どこかのお店のかんばんがついていたり、だれかがラクガキをしていたり、いつも同じ鳥がとまっていたり、2本の電柱がよりそっていたり……。どの電柱にも、それぞれちがう「顔」があります。ほかには電柱を立てる場所のさまざまなじじょうで、曲がっている電柱もあります。これはめずらしい電柱ですので、なかなか見つからないかもしれませんね。
また、電柱には、それぞれ「電柱番号」がついています。この「電柱番号」には法則(ほうそく)があるので、色々な電柱をかんさつして法則を見つけてみてるのも面白いですよ。