宮古島をはじめ、沖縄など「南の島」でのリゾートといえば、「夏」や「青い海・ビーチ」などを真っ先にイメージする方も多いのではないでしょうか。しかし、目線を海からもっと上に上げてみると、素晴らしいものを目にすることができます。
それは、満天の星空! 都会とは違って星の光を遮るものがないため、同じ日本とは思えないほどの美しい星空を見ることができるのです。そこで今回は、宮古島での天体観測についてご紹介します!
宮古島の天体観測でおすすめしたいスポットは、島中に存在しています。宮古島自体が、天体観測のおすすめスポットと言ってもいいでしょう。
なかでも「与那覇前浜ビーチ」や「東平安名崎灯台」、3つの海上大橋などはとくにおすすめの天体観測スポットとしても知られています。周囲に遮るもののない場所で、ぐるりと夜空全体を見わたすことができます。
宮古島で観測できる星のなかで注目したいのは、「天の川」と「南十字星」! 「天の川」は都心では見られなくなりましたが、宮古島では肉眼でも観測できます。
そして「南十字星」は、北半球の「北極星」と同様に、南半球で観測することができる星。南半球の星ですから、北半球にある本州などでは観測することができません。そんな南十字星が日本で見られるのは沖縄だけ。つまり、宮古島でも観測することができるのです。
宮古島の天体観測におすすめのシーズンは、「何を見たいか」によって変わってきます。たとえば「南十字星」が見られるのは、1月から6月頃。特に5月や6月は夜遅い時間ではなくても観測できるため、おすすめシーズンは5月や6月ということになります。
また、日食や月蝕、流星群や火星大接近など、各種の天体ショーに合わせて宮古島を訪れる方も多く、天体ショーの数だけおすすめシーズンがあると言っても過言ではありません。1月の「しぶんぎ座流星群」、8月の「ペルセウス座流星群」、12月の「ふたご座流星群」といった三大流星群は、ぜひ宮古島で観測したい天体ショーでもあります。
天体観測において、注意したいのは月齢です。月明かりが強いと、星があまり観測できなくなってしまいます。天体観測をするのであれば、満月など月明かりの強い月齢は避けるといいでしょう。
宮古島には、天体観測ツアーをおこなっている施設などが多くあります。なかには星空の撮影までしてくれる、星空撮影ツアーも。また、旅行会社のツアープランに含まれているケースもあります。
ツアーであれば、星座や星に関する詳しい解説を聞きながら、じっくりと星空を楽しむことができます。どこで観測すればいいか、どうやって観測をするべきか、天体観測について迷ったときには、ツアーを利用してみるのもおすすめの楽しみかたのひとつです。