インドネシアの「バリ島」は人気のリゾートでもあり、不動産投資などでも注目されている離島です。日本からも多くの観光客が訪れ、バリ島の海や寺院、自然などを堪能しています。
そんなバリ島ですが、もちろん「ベストシーズン」とされる時期があります。そこで今回は、バリ島のベストシーズンと、年間の気候についてスポットを当ててご紹介します!
バリ島は気温が高いイメージがあるのではないでしょうか。インドネシアそのものが、アジアで唯一赤道直下にある国のため、バリ島も赤道に近く、年間を通して暖かい島です。「常に暖かいのなら、一年中ベストシーズンでは」と思われがちですが、そうではありません。ベストシーズンや気候をチェックすると、その理由が見えてきます。
バリ島のベストシーズンは、バリ島が「乾期」に入る4月から9月と言われています。これはインドネシアの観光省ホームページにおいても記載され、この乾期のあいだがベストシーズンであると公言しています。
逆に10月から3月は雨期に入り、雨が多い時期です。ビーチで遊んだり、島内の観光を楽しむときに雨はできれば避けたいもの。バリ島に限らず、他の観光地においても、乾期をベストシーズンとしている場所は多く見られます。
バリ島の乾期は、4月から9月という半年間続きます。つまりバリ島では乾期と雨期が繰り返しているということに。四季のある日本とは異なり、ある意味でははっきりと分かれているとも言えるでしょう。
この乾期の気候は、文字通り降水量が少ないのが特徴です。雨期と比べると、多い月でも雨期の3分の1ほどの降水量しかなく、その影響で湿度も低くてからりとしています。気温は最高気温が31度前後、最低気温が25度前後ですが、湿度が低いことによって過ごしやすさは格段に上がります。
乾期は雨が少なく、日照時間も多いため、日差しを浴びすぎないように気をつける必要があります。帽子や日焼け止め、サングラスなどで紫外線対策を忘れないようにしましょう。
熱帯性気候のため、年間の平均気温が25度以上になるバリ島ですが、10月から3月の雨期では、その湿気によって蒸し暑くなります。気温は乾期と同様に、最高気温が31度前後、最低気温が25度前後ですが、湿度の影響で実際の気温より過ごしにくく感じることがあります。降水量も多く、1ヶ月あたりの降水量が200ミリを超える月も。
雨期とはいえ、バリ・ヒンドゥー教のお祭りや祝日などを目的に訪れる観光客も少なくありません。しかしバリ島の雨期にはスコールが降るため、この時期にバリ島を訪れるのであれば、雨具を必ず携帯するようにしましょう。
バリ島のベストシーズンは、乾期にあたる4月から9月。日本ではこの期間中に、春休みやゴールデンウィーク、お盆、シルバーウィークがあります。そのため、バリ島のベストシーズンは、日本の連休事情にぴったりとはまるのです。この時期にバリ島を訪れる日本人は多く、意図せずしてベストシーズンを狙えているというわけですね。
バリ島は暖かい島ですが、高地は若干涼しさを感じたり、雨が多く降ることも。現地を訪れる時期や場所に合わせて気候を理解し、紫外線対策や、雨対策などをしっかりしていくことをおすすめします。