バリ島では日本とは文化や生活が異なるため、守るべきマナーが多くあります。バリ島のマナーについては、「バリ島を楽しむために!現地で守るべきマナーとは?」にてご紹介いたしました。今回はとくに寺院にスポットを当て、バリ島の寺院を見学する際に守らなければならないマナーについて、より詳しくご紹介します。
バリ島の寺院を訪れる際のマナーは、バリ島の神々を敬うことにも繋がります。マナーをしっかりとチェックして、訪れるようにしましょう。
バリ島の寺院に入るためには、体が「清らかな状態」でなければなりません。女性の場合は「生理中」であったり、「出産後42日以内」であったりする場合は、寺院に立ち入ることはできないのです。
また、「生後三カ月以内の乳児」、「怪我をしている人」、「身内が亡くなった人」も同様で、寺院への立ち入りが制限されています。これらのなかで、とくに気になるのはなぜ生理中や出産後、そして怪我をしているときなど、あらゆる「血」に関するものがダメなのか、ではないでしょうか。これは、バリ・ヒンドゥー教の教えに関係しています。
バリ・ヒンドゥー教では「血」に悪いもの、つまり悪霊が寄ってくると考えられています。悪霊を寄せ付けた状態で、寺院に立ち入ることは許されないということなんですね。
「清らかではない状態」であっても、寺院によって立ち入ることができないエリアが異なっていたり、身内が亡くなったあとの日数が異なっていたりするケースがあります。立ち寄る予定の寺院の決まりについて事前に確認しておくと、トラブルなどが減らせることでしょう。
バリ島の寺院に入るとき、露出の多い服装では入れないケースがあります。膝が出ているような短パンやスカート、肩が露出しているような服などは避け、露出の少ない服装で訪れるといいでしょう。
大半の寺院では、入口で腰巻や腰帯を貸してくれます。しかしいくら現地で借りられるケースがあるとは言え、寺院に行く予定を立てているのであれば、露出が少ない服もあらかじめ用意しておくようにしたいですね。
ただ、腰巻きが借りられるからと油断し、上半身の露出に気がつかないケースも。下半身だけではなく上半身の露出にも気を配り、ノースリーブの服を避けたり、寺院で羽織るための薄い上着を持参するなど、工夫しましょう。
バリ島の寺院を訪れる際には、先にご紹介したマナーを守るのはもちろんですが、バリ島の神々や寺院への敬意を忘れないことも大切です。そのうえで、次のマナーも守るようにしましょう。
バリ島を訪れる際には、高確率で訪れる寺院。寺院はバリ島の歴史や文化をより濃く体感できる場所でもありますので、しっかりと寺院でのマナーを守って過ごしたいですね。