日本では「円」、アメリカでは「ドル」というように、世界各国ではそれぞれ使われている通貨が異なります。海外に行く際には、為替レートに従って現地の通貨に両替を。さらに現地でカード支払いをした場合は、レート換算をして支払い請求が発生します。
世界中の人々から愛されているリゾート地「バリ島」では、インドネシアの通貨を使用。日本からバリ島に行く際には、もちろんインドネシアの通貨への両替が必要です。そこで今回は、インドネシアの通貨や為替レートについてご紹介します。
※記事内で使用している画像は、インドネシアの旧紙幣と旧硬貨です。
インドネシアで使われている通貨は、「ルピア(Rupiah)」という単位を使用しています。日本と同じく紙幣と硬貨があり、表記は「Rp.」で、「Rp.500」というように表します。
インドネシアの通貨「ルピア」には紙幣と硬貨がありますが、種類は全部で12種類もあります。
【紙幣7種類】
Rp.500、Rp.1,000、Rp.5,000、Rp.10,000、Rp.20,000、Rp.50,000、Rp.100,000
【硬貨5種類】
Rp.25、Rp.50、Rp.100、Rp.500、Rp.1,000
とくに紙幣は10万ルピアまであるため、その金額の大きさには驚かされるのではないでしょうか。種類も多いため、両替をする際に一度にたくさんの日本円をルピアに替えてしまうと、混乱してしまうケースもあります。使い切れない分をまた日本円に戻す手間も発生してしまうため、少しずつ必要な分を両替するのもおすすめです。
日本とインドネシアとの為替レートは、2019年7月8日23時現在で次のようになっています。
日本円で1円の場合、インドネシアでは129.68ルピアですので桁が大きくなります。そのため日本円に換算すると100円ほどのものが、インドネシアでは12,968ルピアということに。
逆に計算すると、1,000ルピアは日本円で7~8円という計算になります。10,000ルピアなら70~80円。この計算を覚えておくと、現地の価格表示に戸惑ったときも、日本円で計算がしやすくなります。
インドネシア通貨への両替は、日本の銀行でもできますし、現地の銀行やホテル、都市の両替所など、さまざまな場所で可能です。おすすめは、現地の両替所。日本での為替レートはあまり良くないことがあり、できればインドネシアやバリ島で両替したいところです。
バリ島で両替をする場合、気をつけたいのが悪徳両替商。レートをごまかしたり、現地の通貨に慣れない観光客をだます両替商も多くいます。両替はインドネシア政府の公認両替店でおこなうと安心で、トラブルも少なくてすむのでおすすめです。なお政府公認のお店には、許可証が張り出されています。
ただ、どの場所で両替をするにしても、万一の間違いがあってはいけません。受け取ったその場で金額を確認するようにしましょう。
インドネシア・バリ島で使われているルピアという通貨は、紙幣と硬貨を合わせて12種類以上と種類が多く、また桁が大きいですので、両替額によっては財布に入りきらないような大量の通貨を手にすることもあります。そのため、両替店で数え間違えてしまったり、前項でご紹介したようにごまかされてしまうケースも。
また慣れない通貨単位を前に、支払いの際に出すべき紙幣や硬貨を間違えてしまうことも十分に有り得ます。両替では政府公認のお店を利用し、支払いの際にはきちんと紙幣や硬貨に書かれた金額を確認して、トラブルのない滞在をしたいですね。