リゾートに、不動産投資に、世界中から人気が高い「バリ島」。長期休暇などにバリ島へ旅行をする日本人も多く、新婚旅行や海外ウェディングにも利用されることがある離島です。
日本からバリ島へ行く場合には、バリ島の電気事情について知っておく必要があります。そこで今回は、そんなバリ島の電気事情について、ご紹介いたします。
バリ島に限らず、日本から海外へ行く場合には、滞在先の電圧やコンセント、電源プラグなどの状態を事前に調べておく必要があります。トラブルなく海外でのひとときを過ごすために、しっかりとチェックしてくださいね。
日本には2種類の「電源周波数」があり、新潟県の糸魚川を境にして東が50Hz、西が60Hzの電源周波数を使用しています。周波周が異なっていても、コンセントや電源プラグの形状などは国内共通で、電圧は100Vが使われています。
大半の電化製品はどちらの周波数にも対応しているため、国内であれば東に行っても西に行っても同じものが使えます。しかし海外も日本と同様の周波数や電圧を使用しているとは限らず、またコンセントや電源プラグの形状が違うケースも多いのです。
そのため、バリ島をはじめとした海外に行く際には、現地の周波数をはじめとした電気事情のチェックが必要になります。
バリ島の周波数は50Hz。周波数的には日本と同じですが、しかし電圧が220Vあります。また、一般的なコンセントや電源プラグは2つ穴の「Cタイプ」が使われているため、これも日本とは異なる形です。
電気シェーバーやドライヤー、スマホの充電器など、さまざまな電化製品をバリ島に持ち込むためには、対応策として「変圧器」や「プラグアダプター(Cタイプ)」の用意が必要になります。「変圧器」は文字通り電圧を変える道具。そして「プラグアダプター」は日本の電化製品の電源プラグに取り付けることで、現地のコンセントが使えるようになる便利な道具です。
しかし、日本の電化製品のなかには海外の電圧に対応しているものもあります。取り扱い説明書や電源アダプターなどに、「100V~240V」など、バリ島の電圧220Vをカバーしている記載がある場合は変圧器は不要で、プラグアダプターを使用するだけで日本の電化製品が使用できるのです。
バリ島は停電することが多いですが、基本的に世界中からの観光客が宿泊するようなリゾートホテルでは、自家発電で対応するため問題はありません。ただ夜間に街中のショップを訪れていたり、自家発電の設備がない宿泊施設を利用していたりする場合は、停電すると真っ暗になってしまい、電化製品も使えなくなってしまいます。
電気が復旧するまでは、何もできなくなるだけではなく、ショップが閉店して外に出されてしまうことも。そこで、滞在先やスケジュールによっては、懐中電灯の用意も検討することをおすすめします。
バリ島をはじめ、海外の電気事情は難しく考える必要はなく、電圧や周波数に対してどう対策をするかを知っておけば、意外と簡単にクリアできるものです。とくにバリ島は、周波数は日本と同じであるため、あとは電圧と電源プラグの形さえ対策できれば大丈夫。
バリ島へ行く際には、事前に持ち込む電化製品と現地の電圧などをしっかり確認して、準備万端でお出かけくださいね。