石垣島や西表島など、沖縄でも魅力的な離島が集まる八重山列島。とくに石垣島は八重山列島の玄関口のため、石垣島を拠点にして離島巡りをするというケースが多く見られます。
八重山列島には「日本最西端」の与那国島があるほか、「日本最南端の有人島」である「波照間島」もあります。今回は波照間島に注目。日本最南端の有人島はどんな島なのか、これから数回に分けてご紹介いたします。
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波照間島は西表島と同じ「竹富町」に属し、西表島の南方にある日本最南端の有人島です。人口はおよそ460~470人(令和4年10月末)、面積は12.73km2の与那国島。年間の平均気温はおよそ24度(竹富町全体)ほど、湿度はやや高い温暖多雨亜熱帯性気候のエリアですが、自然も多く魅力がある離島です。
<参考>
竹富町ホームページ
竹富町観光協会ホームページ
令和4年全国都道府県市区町村別面積調(7月1日時点):国土地理院
安栄観光ホームページ
波照間島の楽しみ方や観光方法としてまず挙げられるのは、石垣島からの日帰りツアーです。石垣島を拠点として、日帰りでじっくりと波照間島を楽しむツアーが人気。もちろん宿泊施設もあるので、数日間の滞在も可能です。
日本最南端と言えば「沖ノ鳥島」を思い浮かべる方が多いと思いますが、沖ノ鳥島は無人島。人が住む有人島としては波照間島が日本最南端であり、南十字星が見える天体観測スポットとしても有名です。
そのため、「日本最南端」とされるスポット巡りや天体観測、日本最南端の酒造所による泡盛など、「日本最南端」をしっかりと楽しめます。もちろん波照間島の海も美しく、ビーチやマリンアクティビティも可能。美しい自然も残っており、文字通りの「南の島」を堪能し尽くせます。
日本最南端の有人島、波照間島へのアクセス方法はシンプル。西表島と同様に、石垣島からのフェリーのみとなります。石垣島までは飛行機で行き、さらに離島ターミナルからフェリーで波照間島へと渡ります。
所要時間は、石垣空港から離島ターミナルまでは、バスやタクシーでおよそ25~40分。さらに離島ターミナルから波照間島までおよそ90分ほどかかります。日帰りで行けますが、波や天候によっては出航できないケースもあります。
波照間島行きのフェリーは「安栄観光」が運営。2022年12月現在、波照間島までの高速船は一日3便あります(事前予約可能・夏場は4便に)。また波照間島から石垣島へも同様です。なお火曜・木曜・土曜に運行し、1日2便(当日購入)の貨客カーフェリーもありますが、こちらは波照間島に到着するまで2時間ほどかかります。
波照間島までの航路は揺れるとの評判が多く見られます。船酔いが不安な方は、酔い止めの薬を用意すると良いでしょう。
※「安栄観光」ではアイランドホッピングとして島間航路を設定し、西表島と波照間島を繋ぐ便もあります。ただしこれは予約が必要なうえ、一日1便だけになります。
日本最南端の有人島、波照間島についてご紹介いたしました。島内には観光スポットもあるほか、石垣島から日帰りで楽しめるのも大きなポイントです。石垣島とともに波照間島を楽しみ、日本最南端の有人島ならではの魅力に浸ってみてはいかがでしょうか。