沖縄県といえば南の島というイメージが強く、春先や夏といった暑い季節に遊びに行くという方も多いのではないでしょうか。もちろん西表島や石垣島、宮古島など、沖縄本島以外の離島も同様でしょう。しかし、沖縄は暑い季節以外も楽しめる要素が多くあります。
そこで今回は、冬の西表島にスポットを当て、気候や楽しみ方、メリットなどをご紹介します。
冬の西表島、つまり12月から2月ごろの西表島は、気候や気温こそ夏場とは異なるものの、楽しみ方はあまり変わりません。むしろ冬だからこそ楽しみやすいアクティビティやメリットなどもあるため、冬を狙って西表島を訪れる方も。冬の西表島は、夏場同様に要チェックのシーズンです。
まずは冬の西表島の気候から。冬の西表島は基本的には本州よりも温暖で、気温が20度を超える日もあります。いっぽうで晴れ間は少なく北風もあるため、体感温度が実際の気温より低く感じられて肌寒い日も。
「沖縄だから暖かいはず」と油断していると、思いがけず寒かったということもあります。長袖や上着などは忘れずに用意し、マリンスポーツなどをする際には、必ずウェットスーツを着用するなど、「西表島の冬」への対策が必要です。
また、日焼け止めや帽子、サングラスなど、紫外線対策も忘れずにしましょう。冬とは言え本州よりは紫外線が強く、油断は禁物です。これは西表島だけではなく、沖縄の他の島にも言えることですので、西表島以外を訪れる予定がある場合も意識しておくと良いでしょう。
冬の西表島では、海のアクティビティも陸のアクティビティも変わらず楽しめます。夏場のような気温の高さや日差しの強さがないため、どのアクティビティも夏場より快適に感じるかもしれません。
シュノーケリングやダイビングなどのマリンスポーツは、ウェットスーツが必要です。とは言え、海水温は少し高め。海水の透明度も高いので、十分楽しむことができるでしょう。
また、西表島と言えば星空が美しいことでも知られています。冬の星空は格別ですので、ぜひナイトツアーなどに参加して、天体観測を楽しんでみてはいかがでしょうか。本州などとは異なり、南十字星も観測できます。
観光客の多いシーズンとは異なり、観光スポットが空いていることはもちろん、ツアーの定員などに余裕があるケースも。ゆったりと楽しめるのも、冬の西表島の大きなメリットです。
どの観光地でもそうですが、オフシーズンはホテルの宿泊費や航空機代、旅行のツアー料金など、オンシーズンと比べて安く設定されているケースが多く見られます。旅行にかかる費用が安くつくことを利用し、普段よりランクの高いホテルに宿泊するという楽しみ方も。
旅費などを少しでも抑えつつ、しっかりと西表島を満喫したいという方は、冬の西表島も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
マリンスポーツやカヌーによるマングローブツアー、トレッキングやケイビングなど、自然と一体になれるアクティビティが多いのは西表島の特徴のひとつ。自然豊かな西表島だからこそ、冬に訪れることでオンシーズンには気づけなかった発見があるかもしれません。西表島の「冬の顔」を見て楽しんでみるのも良いのではないでしょうか。