沖縄県の石垣島(石垣市)をはじめ、八重山群島において飼育されている「石垣牛」という黒毛和牛をご存じでしょうか? 石垣島などの名産として広く愛されている石垣牛は、石垣島土産や、旅行の際に楽しむグルメとしても人気があります。
インターネットなどでお取り寄せもでき、自宅でも堪能できる魅力がある石垣牛。今回はそんな「石垣牛」についてスポットを当ててご紹介します。
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石垣牛は一頭ごとに証明書が発行され、主に石垣島で販売されています。本来は地元でのみ消費されていた石垣牛ですが、現在では島外はもちろん県外の人々にも知られるようになり、産地直送の通信販売を利用して楽しむケースも。
石垣島で石垣牛を味わえる飲食店も多く、観光の際に立ち寄るという方も少なくありません。焼肉やステーキ、ハンバーグなど、「牛肉」を使うさまざまな料理で石垣牛を楽しめます。
松阪牛や飛騨牛をはじめとした「〇〇牛」にはそれぞれ「定義」とされるものがあります。それはもちろん、石垣牛でも同様です。JAによって定められた5種類の厳しい定義を満たすものが、石垣牛を名乗ることができ、そして石垣牛として販売されているのです。
以下は石垣牛の定義のほんの一部です。ほかにも定義があり、全てクリアした牛だけが石垣牛として世の中に出ることができます。
石垣島を含む八重山群島では、3万頭を超える石垣牛が飼育されています。広大な土地で愛情を込めて育った石垣牛は、愛情だけではなく飼育における管理も徹底。「石垣牛」というブランドとして確立し、現地のJAには「JA石垣牛飼育部会」もあるほどです。安心かつ安全、そして信頼できる石垣牛という信念のもと、飼育が続けられています。
そんな石垣牛が、国内はもちろん海外からも注目を集めたのは、2000年の第26回主要国首脳会議、通称沖縄サミットでのことです。晩餐会のメインディッシュに、石垣牛が使われたのです。各国の首脳にも喜んでもらえた石垣牛は、その知名度を一気に上げ、人気のブランド牛として現在もたくさんの人々から愛されています。
石垣牛を販売しているお店には、松阪牛や飛騨牛のように販売業者の証が見られます。「JA石垣牛取扱店認定証」や、石垣牛ラベルなどが提示されているので、現地で石垣牛を購入する場合の目印になるのではないでしょうか。また一頭毎に発行されている証明書やラベルもあり、石垣牛の等級や個体番号も確認できます。
石垣牛は石垣島などで入手したり味わえるのはもちろんですが、インターネットの通信販売で入手することも可能です。焼肉用やステーキ用、ハンバーグなど、冷凍で産地直送されます。お店のホームページのほか、「楽天市場」や「Yahoo!ショッピング」に出店されていたりと、沖縄外からも気軽に取り寄せることができます。
石垣島に行ってみたいけれどなかなか行く機会が作れない、自宅でも石垣島の名産を味わいたい、そんな方はお取り寄せで楽しんでみても。石垣島や八重山群島で育まれた石垣牛を、現地で、そしてお取り寄せで、ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。