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泡盛を飲むときに使いたい!沖縄伝統の酒器「カラカラ」とは?


沖縄の地酒と言えば泡盛。石垣島や宮古島といった離島にもそれぞれ蔵元があり、地元の人々だけではなく観光客や海外の方にも人気があります。石垣島ならこの蔵元の、宮古島ではあの蔵元の……というように、お気に入りの泡盛があるという方も少なくありません。

 
泡盛を味わう際に、ぜひこだわっていただきたいのが「酒器」です。とくに「カラカラ」と呼ばれる沖縄の酒器は、泡盛を飲むためにあると言っても良いでしょう。そこで今回は、沖縄の伝統の酒器であるカラカラについてご紹介します。

 
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泡盛に!沖縄の酒器「カラカラ」を詳しく知る


カラカラは沖縄伝統の酒器。細長い注ぎ口と、酒器の下部が膨れたフォルムが特徴的な見た目をしています。揃いのおちょこがついているものも少なくありません。沖縄では古くからこのカラカラを使用して泡盛を楽しんできました。泡盛を提供する沖縄の飲食店や、県外の沖縄料理店でも見かけます。

 
カラカラには他の酒器にはない面白い特徴や、興味深い語源などがあります。それらをピックアップして見ていきましょう。

 

「カラカラ」の特徴は?

カラカラは基本的には陶器ですが、近年はガラスのカラカラも製造されるようになりました。前述のとおり細長い注ぎ口があり、泡盛や古酒(クース)を入れて楽しみます。容量は2合用が多いですが、1合用のものもあります。泡盛にこだわらず、焼酎や日本酒を入れて使用するという方も少なくありません。

 
カラカラは振ると「カラカラ」と音がするものがあります。それは、中に取り出すことのできない小さな玉が入っていることによるもの。泡盛などが残っているときには鳴らず、空になったかどうか確かめようとカラカラを振ると音が鳴るのです。しかし近年は玉が入っていないカラカラが増え、玉が入っているものは高額なケースが見られます。

 
また、日本酒で見られる熱燗のような飲み方は、泡盛にはありません。そのためカラカラは直火にかけることができないため、泡盛以外で使用する際には注意が必要です。

 

興味深い2つの説!「カラカラ」の語源

カラカラは、その名前そのものがとても特徴的。なぜ「カラカラ」という名前がついたのか、語源には2つの説があります。

 
まず、音が語源だというもの。カラカラを振ると音が鳴るものがあるとご紹介しましたが、その音が名前の語源だという説があります。

 
もうひとつの説は、宜野湾に伝わる民話によるもので面白い説です。かつてお酒が好きな僧侶が倒れることのない徳利を作り、それが評判を呼んで人々から「カラカラ(沖縄の言葉で貸せ貸せ)」と言われました。そこからカラカラという名前がついたというのです。

 
正解はわかりませんが、どちらもカラカラの特徴をよく表している説であり、大変興味深いものですね。

 

泡盛をより楽しむために!「カラカラ」にも注目したい


酒器の選択肢にカラカラもぜひ入れて、より泡盛を楽しんでみてはいかがでしょうか。カラカラと泡盛がセットで販売されているケースもありますよ。また琉球ガラスでできたグラスも、泡盛におすすめです。

 
とは言え、泡盛を楽しむ際に必ずカラカラや琉球ガラスを使用しなければならないわけではありません。ストレートや水割り、お湯割り、ロックや炭酸割、カクテルなどさまざまな形で楽しめるのが泡盛のいいところ。飲み方に応じて自分好みの酒器を選ぶなかで、ぜひカラカラにも注目してみてくださいね。

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